高山の安全と気候
2026年9月3日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
高山市には、海抜の低い土地がありません。市内でいちばん低いのが上宝町吉野の436メートル(§1)。津波も高潮も、この市には関係しない。そのかわり、市域には北アルプスの3,190メートルまでが含まれ、山と川と雪の災害が中心になります。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 指定なし |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(岐阜県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(岐阜県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 5.6%(震度6強以上は0.8%) 高山市役所の地点。表層地盤はAVS30 396m/s・扇状地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-09-03
災害の心配はありますか?
🔴 市内に火山が5つあります。市の言葉で「高山市には、焼岳、アカンダナ山、乗鞍岳、御嶽山、白山の5つの火山があります。このうち、気象庁において火山活動を24時間体制で監視している火山(常時観測火山)は、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、白山の4つです」。ハザードマップは11地域ぶんあり、「わがまち防災マップ」では郵便番号や住所で検索できます。海抜の低い土地はないので、津波の心配はありません。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
高山でいちばん大事なのは「同じ市内でも標高でまったく違う」ことです。市街地の観測所(標高約560メートル)では、年平均11.4℃・冬日112.5日・真冬日7.7日・降雪の合計305センチ・熱帯夜0.0日。いっぽう、いま売りに出ている2件がある六厩(標高約1,000メートル)では、年平均7.5℃・冬日174.6日・真冬日40.4日、1月の平均最高が−0.1℃・平均最低が−11.3℃——昼でも氷点下の月がある。下の表は市街地の値です。
| 月 | 平均最高 | 平均最低 | 降水量 | どんな月か |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 3.2℃ | −4.8℃ | 101.9mm | 市街地で−4.8℃。六厩は平均最高が−0.1℃・平均最低が−11.3℃ |
| 2月 | 4.7℃ | −4.9℃ | 93.5mm | 最低はここが底。1年でいちばん降水が少ない月でもあります |
| 3月 | 9.8℃ | −1.6℃ | 122.5mm | 雪解け。最低はまだ0℃を下回ります |
| 4月 | 17.0℃ | 3.4℃ | 123.9mm | 春の高山祭(山王祭)の月(§11) |
| 5月 | 22.9℃ | 9.4℃ | 125.2mm | いちばん過ごしやすい時期。新緑の飛騨 |
| 6月 | 26.1℃ | 14.9℃ | 170.4mm | 梅雨に入ります |
| 7月 | 29.5℃ | 19.4℃ | 260.9mm | 1年でいちばん降る月 |
| 8月 | 31.0℃ | 20.1℃ | 197.9mm | 東京の31.3℃とほぼ同じ暑さ。それでも熱帯夜は年0.0日 |
| 9月 | 26.1℃ | 15.9℃ | 225.9mm | 雨が多い月。夜はもう涼しくなります |
| 10月 | 19.9℃ | 9.2℃ | 155.5mm | 9日・10日に秋の高山祭(八幡祭)(§11)。紅葉の季節 |
| 11月 | 13.1℃ | 2.9℃ | 94.4mm | 降水は少ないが、急に冷えます。雪の準備 |
| 12月 | 6.2℃ | −1.7℃ | 104.4mm | 冬日が増えていきます(年112.5日) |
そのかわり、冬は本物です。冬日112.5日・真冬日7.7日・降雪305センチ・最深積雪55センチ(市街地)。1月の平均最低−4.8℃。水道の凍結対策と除雪は、暮らしの一部になります。
そして、標高で気候が変わります。六厩(標高約1,000メートル)は年平均7.5℃で、市街地より3.9℃低い。冬日は174.6日(市街地112.5日)、真冬日は40.4日(同7.7日)。1月は平均最高が−0.1℃——昼も凍る。年間の降水量も2,489.9ミリと市街地の1,776.5ミリより700ミリ多い。
いま売りに出ている2件は、その六厩にあります(§2・§4)。780万円と980万円という値段だけを見て決めないでください——まず1月に、現地に行ってみることです。
冬はどうですか?
市街地で冬日は年112.5日、真冬日は年7.7日、降雪の合計305センチ・最深積雪55センチ。1月の平均最低は−4.8℃。🔴 ただし標高で大きく変わります——売り物件のある六厩(標高約1,000メートル)では冬日174.6日・真冬日40.4日で、1月は平均最高が−0.1℃・平均最低が−11.3℃。昼でも氷点下の月があるということです。
夏は涼しいですか?
🔴 昼は暑く、夜は涼しいまちです。市街地の8月の平均最高は31.0℃で、東京の31.3℃とほとんど変わりません。猛暑日も年4.0日あります。🔴 ところが熱帯夜(最低が25℃以上)は年0.0日——8月の平均最低は20.1℃。どんなに昼が暑くても、夜は必ず下がります。
標高はどれくらいですか?
市の説明で「標高の最高は奥穂高岳の3,190メートル、最低は上宝町吉野の436メートル」。🔴 いちばん低いところでも436メートルで、市内に海抜の低い土地はありません。市街地の気象観測所は標高約560メートル、いま売りに出ている2件は1,066メートルと1,087メートル。同じ市内で標高差2,754メートルです。
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