今治の安全と気候
2026年8月29日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(愛媛県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(愛媛県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 61.1%(震度6強以上は20.2%) 今治市役所の地点。表層地盤はAVS30 208m/s・三角州・海岸低地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-28
県の被害想定(令和8年2月16日 最終報告)で、今治市の数字はこうです。 建物の全壊・焼失は10,607棟——内わけは揺れ3,679棟・液状化5,571棟・土砂災害30棟・津波739棟・火災588棟。死者は671人(建物倒壊219人・津波445人・火災4人・土砂災害2人)。津波の浸水面積は1,645ヘクタール(30センチ以上1,305ha・1メートル以上561ha・2メートル以上113ha)。
注目すべきは、全壊の内わけで「液状化」が5,571棟と、揺れそのもの(3,679棟)より多いことです。県は「主に液状化による沈下量が大きい今治市、新居浜市、松山市で被害が想定されます」と書いています。今治の平地は、埋立と三角州でできています。§4の標高の話は、そのままこの話です。
今治の地震のリスクはどうですか?
🔴 南海トラフ地震防災対策推進地域で、市役所の地点で30年間に震度6弱以上の揺れが起きる確率は61.1%(6強以上は20.2%)。県の被害想定では建物の全壊・焼失10,607棟、死者671人とされています。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
夏の夜は松山市より15日ぶん涼しく、そのかわり冬の朝は松山市の2倍以上冷えます。同じ愛媛県でも、瀬戸内の海に開いた今治と、盆地ぎみの松山では日数がはっきり違います。東京の数字と並べて見てください。
| 1年の日数(平年) | 今治 | 松山 | 東京 |
|---|---|---|---|
| 熱帯夜(日最低25℃以上) | 10.8日 | 26.2日 | 17.8日 |
| 猛暑日(日最高35℃以上) | 7.5日 | 5.1日 | 4.8日 |
| 冬日(日最低0℃未満) | 20.1日 | 8.9日 | 15.2日 |
| 真冬日(一日中0℃未満) | 0.0日 | 0.0日 | 0.0日 |
| 年降水量 | 1,325.5ミリ | 1,404.6ミリ | 1,598.2ミリ |
| 8月の日最高/1月の日最低 | 32.2℃/1.8℃ | 32.6℃/2.6℃ | 31.3℃/1.2℃ |
夏の夜。今治の熱帯夜は年10.8日、松山は26.2日です。眠りにくい夜が、県庁所在地より年15日少ない。瀬戸内海にひらけた地形で、夜になると海から風が入るためです。東京(17.8日)よりも少なくなっています。ただし猛暑日は7.5日で、松山(5.1日)より多い。今治の夏は、昼は暑く、夜は下がる——これが特徴です。
冬の朝。そのかわり冬日(朝の最低が0℃を下回る日)は年20.1日で、松山の8.9日の2倍以上、東京の15.2日よりも多くなります。朝、車のフロントガラスが凍る日が月に4〜5回ある冬だと考えてください。真冬日は0.0日なので、凍るのは朝だけです。
雪。今治のアメダスは雪を観測していないので松山の値で見ると、1年間に降る雪の合計が1センチ、最深積雪は0センチ。東京(合計8センチ・最深6センチ)よりも少なく、市街地では冬タイヤは必須ではありません。ただし朝倉・玉川の山あい(標高100〜190メートル)と、高縄山系を越える道は別です。
雨。年降水量1,325.5ミリは東京より273ミリ少なく、瀬戸内らしい少なさです。そのうち6月196.2ミリ・7月191.8ミリ・9月165.2ミリと、梅雨と台風の時期に集まります。
今治の夏と冬は、どうなりますか?
8月の日最高32.2℃・1月の日最低1.8℃。熱帯夜は年10.8日で松山の26.2日の半分以下ですが、冬日は年20.1日で松山の8.9日の2倍以上。夏の夜は涼しく、冬の朝は冷えます。
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