伊勢市の安全と気候
2026年8月16日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
伊勢市は南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されています。そして30年で震度6弱以上の確率は75.0%、6強以上は46.8%——このサイトで扱ってきたエリアのなかで、いわき(88.6%)に次ぐ高さです。伊勢で家を選ぶことは、この数字を引き受けることと同じです。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 🔴 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(三重県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(三重県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 75.0%(震度6強以上は46.8%) 伊勢市役所の地点。表層地盤はAVS30 279m/s・扇状地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-16
数字を、ほかのエリアと並べます
伊勢市役所の地点で、30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は75.0%、6強以上は46.8%。表層地盤は扇状地(AVS30 279.03m/s)で、揺れやすい部類に入ります。 このサイトのほかのエリアと並べると——いわき88.6%・伊勢75.0%・大崎27.7%・那覇20.8%・青梅12.9%・下関5.6%・函館4.8%。「南海トラフの指定あり」でも下関は5.6%です。指定の有無と、実際に想定される揺れは別のものだと、このページでは繰り返し書いてきました。伊勢は、指定も確率も高いほうです。
市は防災マップを、災害の種類ごとに分けて出しています。令和7年度に改訂された「伊勢市防災マップ」は、津波(沿岸部=北部〜今一色周辺/宮川周辺/五十鈴川周辺の3枚)と洪水を別々のPDFにしています。津波ハザードマップは「津波防災地域づくりに関する法律」にもとづいて作られたもので、想定される浸水の範囲と深さが番地の単位で読めます。
そして「南海トラフ地震臨時情報」があります。市は令和8年4月1日付でこの制度を説明していて、(調査中)(巨大地震警戒)(巨大地震注意)のキーワードが付いて発表されます。巨大地震警戒が出たときに、事前避難をするかどうか——伊勢に住むなら、この判断を家族で決めておくことになります。
内見の前に、その住所で開いてください。市は「伊勢市地理情報システム」でも防災マップを公開しています。 出典:伊勢市「伊勢市防災マップ(令和7年度改訂)【津波】」(令和8年7月22日更新)/伊勢市「南海トラフ地震と南海トラフ地震臨時情報について」(令和8年4月1日更新)/確認日 2026-08-16
市は、災害用の井戸まで用意しています
伊勢市の防災のページには、ほかのまちであまり見ない項目が並びます——「伊勢市災害用井戸」「1週間分の備蓄を考えよう」「子どもと保護者の防災ハンドブック」「伊勢市防災センター」。 「1週間分」という数字は、南海トラフ地震のあと支援が届くまでの想定に基づくものです。3日分ではなく1週間分——それが伊勢市の前提だと読めます。
防災(伊勢市)→伊勢は災害のリスクが高いですか?
🔴 南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されており、30年で震度6弱以上は75.0%・6強以上は46.8%——このサイトで扱ってきたエリアのなかで、いわき(88.6%)に次ぐ高さです。伊勢で家を選ぶことは、この数字を引き受けることと同じです。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
冬の雪はほとんどありません。1月の日最低気温の平均は0.2℃で、冬日は年43.3日。そのかわり雨が多い——年降水量1,870.8mmは東京の1.17倍で、9月だけで319.2mm降ります。
12か月の気温を、そのまま並べます
帯の左端がその月の日最低気温の平均、右端が日最高気温の平均です(伊勢(小俣)・1991〜2020年の30年平均)。
夏の夜と冬の朝が、東京と比べてどうなるかの数字です
| 年間の日数 | 伊勢(小俣) | 東京 |
|---|---|---|
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 8.9日 | 17.8日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 8.4日 | 4.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 60.3日 | 52.1日 |
| 冬日 最低0℃未満 | 43.3日 | 15.2日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.0日 |
雨は、9月に集中します
| 月別の降水量 | 伊勢(小俣) | 東京 |
|---|---|---|
| 9月 | 319.2mm | 224.9mm |
| 10月 | 258.4mm | 234.8mm |
| 6月 | 213.7mm | 167.8mm |
| 5月 | 188.1mm | 139.7mm |
| 1月 | 63.3mm | 59.7mm |
| 年間 | 1,870.8mm | 1,598.2mm |
伊勢の一年でいちばん気をつける月は9月です。降水量319.2mmは東京の9月(224.9mm)の1.4倍。台風の通り道でもあります。市が津波と並べて洪水のハザードマップを出しているのは、この雨量が背景にあります(§5)。 気温そのものは、東京とほとんど変わりません。年平均15.6℃(東京15.8℃)、8月の日最高32.2℃(東京31.3℃)、1月の日最低0.2℃(東京1.2℃)。冬日は年43.3日と東京の15.2日より多いものの、真冬日は年0日で、日中まで凍る日はありません。市も「冬の降雪はほとんどない」と書いています。 熱帯夜は年8.9日(東京17.8日)で、夏の夜は東京より眠りやすいほうです。
出典:東京との比較は気象庁 東京の平年値。小俣アメダスは伊勢市小俣町にある観測所で、降雪は観測していません/確認日 2026-08-16伊勢の冬は寒いですか?雪は降りますか?
冬の雪はほとんどありません。1月の日最低気温の平均は0.2℃で、冬日は年43.3日です。そのかわり雨が多く、年降水量1,870.8mmは東京の1.17倍——9月だけで319.2mm降ります。
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