いわき市の安全と気候
2026年8月15日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
いわきは、2011年3月11日に地震と津波の両方を受けた市です。市はいまも被害状況を更新して公表しています。数字はそのまま載せます。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 対象外(福島県全体が制度の対象外) |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(福島県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 🔴 指定あり |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 88.6%(震度6強以上は41.3%) いわき市役所の地点。表層地盤はAVS30 167m/s・後背湿地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-16
東日本大震災で、いわき市に何が起きたか
| 項目 | いわき市災害対策本部の集計(令和6年2月28日現在) |
|---|---|
| 死亡者数 | 468名(内訳=直接死293名・関連死138名・死亡認定を受けた行方不明者37名) |
| 行方不明者数 | 0名 |
| 住家の被害 | 全壊4,644棟/大規模半壊6,469棟/半壊26,452棟/一部損壊26,004棟=計63,569棟 |
| 非住家の被害 | 全壊3,258棟ほか=計27,611棟(住家と合わせて計91,180棟) |
| り災証明 | 新規発行100,282件(平成24年9月28日で新規受付終了) |
市は「死亡者数及び行方不明者数の計上基準」を平成24年7月に変更し、津波や地震で直接亡くなった方に加え、災害に関連して亡くなられた方(関連死)と、死亡認定を受けた行方不明の方も死亡者として計上しています。上の内訳はその区分です。
東日本大震災の被害状況(いわき市)→ 出典:いわき市災害対策本部「東日本大震災に係る被害等状況」(令和6年2月28日現在・PDF)/確認日 2026-08-15市は防災マップ(令和8年改訂)・津波ハザードマップ(令和4年改訂)・河川洪水ハザードマップを地区ごとに公開しています。気に入った家が出たら、その番地を入れて、津波・洪水・土砂災害の3つを一度に確かめてください。そのうえで、いちばん近い指定緊急避難場所まで実際に歩いてみるのが確実です。
いわきは災害のリスクが高いですか?
🔴 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の対策区域に指定されており、30年で震度6弱以上は88.6%(6強以上は41.3%)——このサイトで扱ってきたなかで最も高い数字です。いわきは2011年3月11日に地震と津波の両方を受けた市で、市はいまも被害状況を更新して公表しています。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
いわきの夏は、東京より3.4℃涼しい。市が自分で「寒暖の差が比較的少なく、温暖な気候に恵まれた地域」と書くだけの数字が出ています。ただし海沿いと内陸で、冬の朝がはっきり違います。
12か月の気温を、そのまま並べます
帯の左端がその月の日最低気温の平均、右端が日最高気温の平均です(いわき(小名浜)・1991〜2020年の30年平均)。
夏の夜と冬の朝が、東京と比べてどうなるかの数字です
| 年間の日数 | いわき(小名浜) | 東京 |
|---|---|---|
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 1.5日 | 17.8日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 0.1日 | 4.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 10.7日 | 52.1日 |
| 冬日 最低0℃未満 | 44.3日 | 15.2日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.0日 |
雪は、年間の降雪の合計が9cm、最深積雪の平年値が5cmです。
出典:気象庁 小名浜 の平年値(月別)/同 日数の階級別(view=a2)/同 東京(いずれも1991〜2020年の30年平均)/確認日 2026-08-14海沿いと内陸で、冬の朝が32日ちがいます
| 年間の日数 | 小名浜(海沿い) | 山田(内陸) | 東京 |
|---|---|---|---|
| 冬日 最低0℃未満 | 44.3日 | 76.5日 | 15.2日 |
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 1.5日 | 0.2日 | 17.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 10.7日 | 33.7日 | 52.1日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 0.1日 | 0.8日 | 4.8日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.0日 | 0.0日 |
いわきの夏の夜は、眠れます。熱帯夜が小名浜で年1.5日、内陸の山田では年0.2日。東京の17.8日とは別世界です。真夏日も小名浜で10.7日(東京52.1日)。 そのかわり、冬の朝は氷点下になります。小名浜で年44.3日、内陸の山田では年76.5日——3か月ぶん、朝は0℃を下回ります。ただし日中まで氷点下という日(真冬日)は、海沿いも内陸も年0日です。凍るのは朝だけ、と読めます。 雪は、小名浜で年間の降雪の合計が9cm、最深積雪の平年値が5cm。積もる土地ではありません。それでも路面は凍るので、三和・田人・川前といった内陸の地区に住むなら冬タイヤは要ります。
いわきの夏は暑いですか?冬は寒いですか?
夏は東京より3.4℃涼しく、小名浜の8月の日最高は27.9℃です。ただし海沿いと内陸で冬の朝がはっきり違い、1月の日最低は小名浜−0.1℃に対し内陸の山田は−2.2℃です。
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