熊本の安全と気候
2026年8月25日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
熊本市は、10年のあいだに2度、震度6以上の地震を経験しました。平成28(2016)年4月の熊本地震では市内で死者69人・り災証明書125,453件(全壊5,717件)、そして令和8(2026)年7月28日の地震では南区で震度6強・り災証明書の申請11,982件(8月21日時点)・死者0人。2016年の断水は約326,000戸・停電は約278,400戸でしたが、2026年は停電・ガス・断水とも8月上旬までに復旧しています。土砂災害警戒区域は1,298か所(うち特別警戒区域1,168か所)。そして2016年には、市内で液状化が約2,900戸・がけ崩れが約4,300戸——場所によって被害がまったく違いました。番地単位で確かめてください。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(熊本県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(熊本県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 11.3%(震度6強以上は1.8%) 熊本市役所の地点。表層地盤はAVS30 300m/s・砂礫質台地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-25
平成28(2016)年 熊本地震── 熊本市に起きたこと(平成29年3月31日現在)
| 項目 | 数 | 中身 |
|---|---|---|
| 死者 | 69人 | 直接死6人(二次災害2人を含む)・関連死63人。行方不明者0人、重傷者728人。亡くなった方の9割は関連死でした |
| り災証明書 | 125,453件 | 全壊5,717件・大規模半壊8,895件・半壊37,703件・一部損壊73,128件・損壊なし10件 |
| 液状化 | 約2,900戸 | 市が基礎調査をした4地区(近見〜川尻・土河原・中原・秋津町秋田)で約1,600戸、それ以外の範囲で約1,300戸。4地区はいずれも南区・東区の低いところです |
| がけ崩れ | 約4,300戸 | 造成宅地の変状箇所を含む被害戸数(被災宅地危険度判定結果などから算出した推計値) |
| 断水 | 約326,000戸 | 4月16日の本震後。市内全域に通水したのは4月30日18時(前震後は約85,000戸) |
| 停電 | 約278,400戸 | 4月16日2時時点。4月18日午後には市内全域で解消 |
| ガス | 約100,900戸 | 4月16日1時25分時点の供給停止。4月30日に復旧完了 |
| 道路・橋 | 約8,060か所 | 道路が約7,400か所被災(延べ179か所で通行止め)、橋梁が約660か所被災(延べ21か所で通行止め=白川橋・神園橋など) |
| 二次災害 | 2人 | 平成28年6月19〜23日の大雨で北区津浦町で土砂崩れが起き、2名が犠牲になりました。市は「熊本地震による地盤の緩みからくる土砂崩れで、二次災害であった」と記録しています |
熊本市の地震のリスクはどれくらいですか?
🔴 10年のあいだに2度、震度6以上を経験しました。令和8年7月28日の地震では南区で震度6強、ほかの4区で震度5強、市内のり災証明書の申請は11,982件・死者0名(8月21日時点)。平成28年の熊本地震では死者69人・り災証明書125,453件(全壊5,717件)で、液状化が約2,900戸・がけ崩れが約4,300戸ありました。国のモデル(J-SHIS 2024年版)で30年間に震度6弱以上11.3%(市役所の地点)。土砂災害警戒区域は1,298か所です。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
熊本には、気象庁の地上気象観測所があります(観測所番号47819)。平年値(1991〜2020年)で年平均17.2℃・年降水量2,007.0ミリ。8月の日最高は33.3℃、1月の日最低は1.6℃。日数は猛暑日15.1日・真夏日80.7日・夏日156.1日・熱帯夜29.1日・冬日25.2日・真冬日0.0日。猛暑日は東京(4.8日)の3.1倍、熱帯夜は東京(17.8日)の1.6倍——熊本の夏は、はっきり暑いです。いっぽう1日中0℃未満の日は0.0日、年の降雪の合計は1センチメートル。雨は6月の448.5ミリがいちばん多く、1月の57.2ミリがいちばん少ない月です。
12か月の気温を、そのまま並べます
帯の左端がその月の日最低気温の平均、右端が日最高気温の平均です(熊本・1991〜2020年の30年平均)。
夏の夜と冬の朝が、東京と比べてどうなるかの数字です
| 年間の日数 | 熊本 | 東京 |
|---|---|---|
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 29.1日 | 17.8日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 15.1日 | 4.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 80.7日 | 52.1日 |
| 冬日 最低0℃未満 | 25.2日 | 15.2日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.0日 |
雪は、年間の降雪の合計が1cm、最深積雪の平年値が1cmです。
出典:気象庁 熊本 の平年値(月別)/同 日数の階級別(view=a2)/同 東京(いずれも1991〜2020年の30年平均)/確認日 2026-08-14 出典:気象庁「熊本(熊本県)の平年値(年・月ごとの値)」(統計期間1991〜2020年・観測所番号47819/年平均気温17.2℃・年降水量2,007.0mm・年の日最高平均22.2℃・日最低平均12.8℃/月別 1月 降水57.2mm 平均6.0℃ 最高10.7℃ 最低1.6℃/2月 83.2 7.4 12.4 2.6/3月 124.8 10.9 16.1 5.9/4月 144.9 15.8 21.4 10.6/5月 160.9 20.5 26.0 15.6/6月 448.5 23.7 28.1 20.2/7月 386.8 27.5 31.8 24.2/8月 195.4 28.4 33.3 24.8/9月 172.6 25.2 30.1 21.2/10月 87.1 19.6 25.0 14.9/11月 84.4 13.5 18.8 8.8/12月 61.2 8.0 12.9 3.4)と同(日数の平年値)(猛暑日15.1日・真夏日80.7日・夏日156.1日・熱帯夜29.1日・冬日25.2日・真冬日0.0日)と同(雪の平年値)(年降雪の合計1cm・最深積雪1cm)/東京との比較は同じ気象庁の東京(観測所番号47662)の平年値(猛暑日4.8日・熱帯夜17.8日)/熊本地域の降水量と地下水の関係は熊本市「世界に誇る地下水都市・熊本」(「日本の平均降水量は年間約1,700mmですが、熊本地域では約2,000mm、阿蘇山にいたっては3,000mmもの降水量があります。降雨の多さが地下水に恵まれる一因となっています」)/江津湖の湧水量は「熊本はどう?」東区(「日量56万トン(令和6年)の湧水量をもつ熊本市最大の湧水池」)/確認日 2026-08-25熊本の夏と冬はどうですか?
🔴 夏ははっきり暑く、冬は雪がほとんど降りません。気象庁の熊本観測所の平年値で猛暑日15.1日(東京4.8日)・熱帯夜29.1日(東京17.8日)・真夏日80.7日、8月の日最高33.3℃。いっぽう真冬日0.0日・年の降雪は合計1センチメートルで、1月の日最低は1.6℃、冬日は25.2日。年降水量は2,007.0ミリで、6月の448.5ミリがいちばん多い月です。
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