CHAPTER 04いま、実際に売りに出ている家
SUUMOの掲載は613件で、その613件すべてを取り込んでいます(5つの区を1件ずつ数えて合算しました)。480万円から1億3,700万円、中央値2,298万円。1,000万円以下は21件(3%)。土地の中央は199平方メートル(約60坪)、建物110平方メートル。築年の中央は1990年で、1981年(旧耐震)以前は126件=21%。標高は1.2〜382.8メートル(中央30.8メートル)。熊本の売り物件は、区によって値段も標高もまったく違います——§2の区名を先に見てください。市の空き家バンクにも、いま6件(50万〜1,800万円)が登録されています(§9)。
並べ替え
「駅から近い順」は、徒歩◯分/バス◯分+停歩◯分/車◯km(時速30km換算)を分に直して比べています。その項目の情報がない物件は、並べ替えても最後に表示されます。
それぞれの家の下にある「間取りをつくる」を押すと、築年と広さからその家の間取りが自動で立ち上がります。壁を抜いたり設備を替えたりすると、リフォーム費用がその場で動きます。1981年より前の家は耐震補強が、築40年を超えた家は配管の更新が、はじめから計上されます。
写真はSUUMOの掲載画像です。掲載が終了すると表示されなくなります。実際の状態は現地でご確認ください。
SUUMOで全613件を見る →
613件は、本サイトで3番目に多い数です本サイトのほかのまちと並べると高知823・鹿児島785・熊本613・宇都宮618・大分529——熊本は選択肢の多いまちです。区ごとの件数は北区198・東区145・南区143・西区83・中央区44。
いちばん人口が多い東区(188,768人)より、北区(135,114人)のほうが売り物件は多い。§2のとおり北区は令和7年国勢調査で−3.4%と、5区でいちばん人口が減った区です。「人が減っているところに家が出る」——その関係が、そのまま数字に出ています。
いちばん安い480万円は、北区です最安は北区清水万石5丁目の480万円(土地315平方メートル・建物117平方メートル・1970年1月築・熊本電鉄バス「北津留」徒歩6分・標高29.5メートル)。次が西区沖新町の530万円(土地553平方メートル・1965年12月築・標高1.2メートル)、北区打越町の580万円(土地202平方メートル・1989年1月築・熊本電気鉄道「打越」徒歩8分)です。
1,000万円以下は21件(3%)で、内訳は北区9・西区7・南区3・東区2・中央区0。この価格帯はほとんどが1980年代以前の建物です。§5のとおりこのまちでは築年が耐震の話に直結するので、値段の前に築年を見てください。
高いほうは、駅に近い新しい家です上位は西区春日4丁目の1億3,700万円(土地558平方メートル・建物258平方メートル・2008年10月築・JR鹿児島本線「熊本」徒歩13分)、中央区帯山6丁目の1億2,500万円が2棟(どちらも土地335平方メートル・建物178平方メートル・2021年10月築)、北区梶尾町の1億2,500万円(2024年5月築・熊本電鉄バス「梶尾温泉」徒歩2分)。
中央区は44件と数が少ないぶん、中央値3,499万円と高く、1,000万円以下は0件。上通・下通の徒歩圏で中古一戸建てを探すのは、熊本でもいちばん選択肢が細い探し方になります。
標高は、区で驚くほど違います613件の標高の中央値は北区73.4・東区45.8・中央区12.7・西区7.0・南区5.1メートル。北区と南区で14倍です。いちばん高いのは西区の382.8メートル(金峰山のふもと)、いちばん低いのは西区の1.2メートル(沖新町)——同じ西区のなかに380メートルの差があります。
§5のとおり、熊本平野の低いところは白川・緑川・坪井川の氾濫と液状化の両方に関わります。物件の並べ替えバーで「標高が低い順/高い順」に並べ替えて、ハザードマップと突き合わせてください。
空き家バンク — 6件
アットホームの自治体版空き家バンクに登録されている、売りに出ている家の全6件です(2026年8月25日 確認時点)。安い順に並べています。うち1件は建物の広さが公表されていないため、間取りづくりのボタンが出ません。
このまちの空き家バンクの登録 全6件を見る →

熊本市中央区練兵町280万円
1975年築/1K
熊本市上熊本線 西辛島町駅 / 徒歩2分 / 建物の広さは公表されていません(物件ページの資料に記載)空き家バンクの物件ページを見る →
熊本市の中古住宅はいくらぐらいですか?
SUUMOの掲載613件すべてを取り込みました。480万円から1億3,700万円、中央値2,298万円。1,000万円以下は21件(3%)、土地の中央は199平方メートル、建物110平方メートル、築年の中央は1990年で1981年以前が126件=21%。標高は1.2〜382.8メートル(中央30.8メートル)。🔴 区ごとの件数は北区198・東区145・南区143・西区83・中央区44で、いちばん安い480万円は北区清水万石です。
CHAPTER 08買ったあと、毎年かかるもの
熊本市の都市計画税は、市街化区域の土地・家屋にだけかかります。市の説明で「都市計画税は、道路・公園・下水道整備などの都市計画事業または土地区画整理事業に要する費用に全額が使われている目的税で、市街化区域内の土地・家屋に対して課税されます」——固定資産税1.4%+都市計画税0.3%=1.7%ですが、市街化調整区域なら1.4%だけです。上下水道は2か月20立方メートル・口径13ミリメートルで4,986円(水道2,640円+下水道2,346円)。下水道の普及率は91.3%・水洗化率97.7%で、市街地ならほとんどの家がつながっています。
水道と下水道(口径13ミリメートル・2か月ぶんの使用水量・消費税込み)
| 2か月の使用量 | 水道料金 | 下水道使用料 | 合計 | めやす |
| 10m³ | 1,155円 | 1,036円 | 2,191円 | ひとり暮らし |
| 20m³ | 2,640円 | 2,346円 | 4,986円 | ふたり暮らし |
| 30m³ | 4,400円 | 4,074円 | 8,474円 | 3〜4人の世帯 |
| 40m³ | 6,435円 | 5,803円 | 12,238円 | 4〜5人の世帯 |
| 60m³ | 11,275円 | 9,627円 | 20,902円 | 使用量の多い世帯 |
いま、上下水道の基本料金が減免されています市は物価高騰対策として、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を使い、家庭の水道料金等の基本料金を4か月間減免しています(2026年8月20日更新)。熊本市上下水道局と給水契約をしている一般家庭・共同住宅の管理組合等は申請不要で、自動で減免されます。
さらに令和8年熊本地震で住家が準半壊以上の被害を受け、り災世帯名簿に掲載された方は、上下水道料金が全額減免されます(2026年8月17日更新)。井戸水+浄化槽、または汲み取りの世帯は申請が必要です(令和8年7月1日に市内に住民票がある世帯が対象)。
検針は2か月に1回、東部と西部で月が違います熊本市の検針は2か月に1回で、東部地区は偶数月(8月・10月…)、西部地区(旧富合町・城南町を含む)は奇数月(9月・11月…)という分かれ方です。上の表の使用量は2か月ぶんの数字です。
一般用の従量料金は「使うほど1立方メートルあたりの単価が高くなる」逓増制です。共同住宅等については、別途料金を計算する方法があります。お引越しの際は上下水道の手続きもお忘れなくと上下水道局は書いています(お客さまセンター 096-381-1118)。
固定資産税の免税点が、令和9年度から上がります市の説明で「1人の者が一の区の区域内に所有するそれぞれの資産の課税標準となる額の合計額が、次の金額に満たない場合は、固定資産税が課税されません」——土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。そして「令和9年度以降、家屋は30万円、償却資産は180万円に免税点が引き上げられます」。
「一の区の区域内」という書き方に注意してください。政令市なので、免税点の判定は区ごとです。税額は課税標準額×1.4%(都市計画税は課税標準額×0.3%)。土地は3年に一度、評価替えがあります。
地震で被害を受けた家には、減免があります市は「令和8年熊本地震により被害を受けられた方は、その固定資産の被害の程度に応じて固定資産税・都市計画税の減免を受けられる場合があります」としています。家屋は価格が減じられた割合が2割以上4割未満で10分の4、4割以上5割未満で10分の6、5割以上で全額。土地は被害面積の割合が2割以上4割未満で10分の4、8割以上で全額。
市税の減免(市民税課・固定資産税課)と納税の猶予(納税課)の窓口は、8月26日から南区の城南まちづくりセンター2階に置かれます(§14の総合相談窓口)。
出典:上下水道料金は熊本市上下水道局「熊本市の上下水道料金・料金表【令和元年10月施行】」(最終更新 2025年3月7日/「水道料金表【消費税10%含む:令和2年(2020年)2月請求分から適用】」/「一般用の従量料金は、使用水量が増えると1㎥の単価が高くなります(逓増制)」「共同住宅等については、別途料金を計算する方法があります」/料金計算の例「偶数月検針地区、口径13mm、2月の検針で71㎥ご使用の場合」)と同ページからリンクされた「水道料金等早見表【概要版】口径13mm-25mm」(PDF・口径13mmの合計=10㎥ 2,191円〔水道1,155+下水1,036〕・20㎥ 4,986円〔2,640+2,346〕・30㎥ 8,474円〔4,400+4,074〕・40㎥ 12,238円〔6,435+5,803〕・60㎥ 20,902円〔11,275+9,627〕)/基本料金の減免は同「物価高騰対策としてご家庭の水道料金等の『基本料金』を4か月間減免します」(最終更新 2026年8月20日/「熊本市では、物価高騰対策として、市民の皆さまの生活を支援するため、国の『物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金』を活用し、ご家庭の水道料金等の基本料金を4か月間減免します」「申請手続きは不要です」「④に該当 熊本市内で井戸水利用かつ浄化槽利用世帯またはくみ取り便槽利用世帯(事業所等は対象から除きます)令和8年7月1日に熊本市内に住民票がある世帯が対象です。申請手続きが必要です」)/被災世帯の減免と検針地区は同「令和8年熊本地震で被災された方の上下水道料金を減免します」(最終更新 2026年8月17日/「住家が準半壊以上の被害を受け、り災世帯名簿に掲載された方」「下記対象期間の上下水道料金を全額減免します」/「8月検針(東部地区)の方 令和8年9月請求分及び10月請求分」「9月検針(旧富合町・城南町を含む西部地区)の方 令和8年10月請求分及び11月請求分」)/普及率は同「令和6年度版熊本市上下水道事業年報」の「統計早見表」(PDF・令和7年3月31日現在/水道 給水人口713,329人・給水普及率96.9%・水源地39箇所・取水箇所102箇所・配水施設45箇所・給水世帯数333,704・給水戸数366,983/下水道 処理区域内人口665,398人・普及率91.3%・水洗化率97.7%・整備済面積12,455ha・浄化センター5箇所・汚水ポンプ場37箇所/年間配水量80,969千㎥・一日平均配水量221,834㎥・1人1日生活用水使用量221リットル・有収率86.4%・耐震適合性のある基幹管路81.3%/配水管延長3,534km・下水道管路の布設延長2,817km・管路の耐震化率44.1%/地下水推定かん養量1,383万㎥・汚泥の有効利用率100%・処理水の再利用量1,433万㎥)/税率と免税点は熊本市「評価の方法(計算方法・免税点)」(2025年6月16日更新/「税額=課税標準額×税率(1.4%)」/「1人の者が一の区の区域内に所有するそれぞれの資産の課税標準となる額の合計額が、次の金額に満たない場合は、固定資産税が課税されません。・土地 30万円 ・家屋 20万円 ・償却資産 150万円」「※令和9年度以降、家屋は30万円、償却資産は180万円に免税点が引き上げられます」「固定資産税の土地と家屋の評価は3年に一度評価替えが行われます」)と同「都市計画税」(2024年10月1日更新/「都市計画税は、道路・公園・下水道整備などの都市計画事業または土地区画整理事業に要する費用に全額が使われている目的税で、市街化区域内の土地・家屋に対して課税されます」「毎年1月1日(賦課期日)現在、市街化区域内に所在する土地・家屋を所有している人」「税額=課税標準額×税率(0.3%)」)/地震による減免は同「令和8年熊本地震で被害に遭われた方へ(固定資産税の減免)」(2026年8月19日更新)/総合相談窓口は同「【令和8年熊本地震】被災された皆さまを対象に『総合相談窓口』を開設します」(2026年8月24日更新/「●税制上の支援 ※8月26日(水)~ 市民税の減免(市民税課)固定資産税の減免(固定資産税課)納税の猶予(納税課)」)/確認日 2026-08-25
買ったあと、毎年いくらかかりますか?
固定資産税1.4%に、市街化区域なら都市計画税0.3%が加わって合計1.7%です(市街化調整区域は1.4%だけ)。上下水道は口径13ミリメートル・2か月20立方メートルで4,986円(水道2,640円+下水道2,346円)。🔴 下水道の普及率は91.3%・水洗化率97.7%なので、市街地ならほとんどの家がつながっています。いまは物価高騰対策で基本料金が4か月間減免されていて、地震で準半壊以上の被害を受けた世帯は全額減免です。
CHAPTER 09売りたくなったとき、どうなるか
令和8年の地価公示で、熊本市の住宅地は前年比+3.4%でした。熊本県全体は+2.8%なので、熊本市は県の平均より上がっています。区ごとでは中央区+5.9%・東区+3.7%・北区+2.4%・南区+2.3%・西区+1.1%——5区とも上がっています。商業地は市全体で+5.0%(中央区+6.2%)。県内の住宅地でいちばん高い地点は熊本市中央区新屋敷1丁目の285,000円/平方メートル(+10.0%)で、平成31年から8年連続です。売り出す側の入口としては、市が「熊本市空き家バンク」を運営していて、いま6件(50万〜1,800万円)が登録されています。
令和8年地価公示(熊本県分)── 区ごとの平均変動率
| 区分 | 住宅地 | 商業地 | 全用途 | 読みかた |
| 中央区 | +5.9% 23地点(前年+5.0%) | +6.2% 24地点(前年+5.3%) | +6.0% 前年+5.2% | 県内で3番目に上がった市区町村(1位 大津町+11.5%、2位 菊陽町+6.9%)。前年より上げ幅が広がっています |
| 東区 | +3.7% 23地点(前年+3.3%) | +5.1% 6地点(前年+6.0%) | +4.3% 前年+4.4% | 工業地は+13.3%(前年+21.0%)。上昇は続いていますが、幅は縮まりました |
| 北区 | +2.4% 17地点(前年+3.0%) | +3.2% 4地点(前年+2.4%) | +2.6% 前年+2.9% | §2のとおり人口は5区でいちばん減っている区ですが、地価は上がっています |
| 南区 | +2.3% 16地点(前年+2.4%) | +3.0% 3地点(前年+2.4%) | +2.9% 前年+2.8% | 工業地は+8.1%(前年+6.8%)で、5区で唯一上げ幅が広がりました |
| 西区 | +1.1% 14地点(前年+1.3%) | +3.1% 7地点(前年+3.3%) | +1.8% 前年+1.9% | 5区でいちばんゆるやかな上がり方です |
| 熊本市 計 | +3.4% 93地点(前年+3.2%) | +5.0% 44地点(前年+4.6%) | +4.1% 前年+3.9% | 住宅地で上昇した120地点のうち80地点が熊本市(中央区22・東区22・南区15・北区13・西区8) |
| 熊本県 計 | +2.8% 160地点・平均62,800円/㎡ | +3.4% 76地点・平均227,300円/㎡ | +3.2% 平均112,800円/㎡ | 平成30年から9年連続の上昇。上昇189地点・横ばい25地点・下落26地点 |
県内でいちばん高い住宅地は、中央区新屋敷です令和8年の地価公示で、熊本県の住宅地の最高価格地点は熊本市中央区新屋敷1丁目10番14外=285,000円/平方メートル(前年259,000円・+10.0%)。平成31年から8年連続で県内1位です。次が西区春日3丁目の247,000円(+6.0%)、中央区大江6丁目の209,000円(+7.7%)。
商業地では中央区下通1丁目3番3の2,480,000円/平方メートルが県内最高です(下通1丁目12番23が1,490,000円、上通町1番16が1,250,000円)。県の住宅地の平均が62,800円なので、新屋敷はその4.5倍ということになります。
市の空き家バンクは、区ごとに登録されています熊本市の空き家バンクはアットホーム株式会社が運営する「全国版空き家バンク」の自治体サイト(kumamoto-c43100.akiya-athome.jp)で、登録は区ごとです。2026年8月25日時点で中央区1件・東区0件・西区1件・南区2件・北区2件=合計6件。
値段は50万円(南区川口町・土地463平方メートル・建物92平方メートル・6DK)から1,800万円(北区麻生田1丁目)まで。1,013平方メートルの土地が148万円(北区貢町・JR西里駅 徒歩21分)という物件もあります。§4のSUUMOとは別の入口なので、両方を見てください。
買うときには、市の補助金があります「移住者及び転居者向け中古住宅購入補助金」=最大50万円。対象は(1)熊本県外から熊本市へ移住する方と(2)熊本市の居住誘導区域「外」から「内」へ転居する子育て世帯・若者夫婦世帯。令和8年度の受付期間は4月22日から12月25日まで、定員は約20件(先着順)です。
「中古住宅を購入する契約を締結する前に、補助金申請・交付決定が必要です」——契約してからでは間に合いません。原則は電子申請(郵送も可)。予算上限に達した日に残る枠より多い申請があった場合は抽選になります。
引っ越し代にも補助があります「熊本市転居費等支援金」は、熊本県外から熊本市に移住し、就業等の要件を満たした方に、引っ越し業者に払った家財の運搬費・荷造り梱包費の2分の1を補助する制度です。上限は18歳未満の世帯員1名帯同で15万円、2名以上で20万円、それ以外は10万円。令和8年度の受付は5月1日から令和9年2月26日まで。
従来の「熊本市移住支援金」(東京圏からの移住者向け)は、令和7年度をもって終了しました——令和8年度以降の申請はできません。いま使えるのは、この転居費等支援金と中古住宅購入補助金の2つです。
出典:地価は熊本県「令和8年地価公示(熊本県分)」(PDF・令和8年3月18日/価格時点 令和8年1月1日/市区町別・用途別平均変動率=熊本市中央区 住宅地23地点 R7 5.0→R8 5.9・商業地24地点 5.3→6.2・工業地1地点 8.6→6.7・全用途 5.2→6.0/東区 住宅地23地点 3.3→3.7・宅地見込地1地点 3.2→3.1・商業地6地点 6.0→5.1・工業地1地点 21.0→13.3・全用途 4.4→4.3/西区 住宅地14地点 1.3→1.1・商業地7地点 3.3→3.1・工業地1地点 1.5→1.6・全用途 1.9→1.8/南区 住宅地16地点 2.4→2.3・商業地3地点 2.4→3.0・工業地2地点 6.8→8.1・全用途 2.8→2.9/北区 住宅地17地点 3.0→2.4・宅地見込地1地点 2.3→1.7・商業地4地点 2.4→3.2・全用途 2.9→2.6/熊本市 住宅地93地点 3.2→3.4・宅地見込地2地点 2.8→2.4・商業地44地点 4.6→5.0・工業地5地点 8.9→7.5・全用途 3.9→4.1/県計 住宅地160地点 3.1→2.8・商業地76地点 3.5→3.4・工業地9地点 11.5→9.1・全用途 3.6→3.2/用途別 地点数・平均変動率・平均価格 R8 全用途112,800円・住宅地62,800円・宅地見込地24,400円・商業地227,300円・工業地56,500円/全用途 対前年平均変動率 県内上位5市区町村 1.大津町11.5%・2.菊陽町6.9%・3.熊本市中央区6.0%・4.合志市5.7%/「平成30年から9年連続上昇」「上昇189地点、横ばい25地点、下落26地点」/住宅地の上昇地点 熊本市80【内訳:中央区22、東区22、西区8、南区15、北区13】/商業地の上昇地点 熊本市42【内訳:中央区23、東区6、西区7、南区2、北区4】/最高価格地点 熊本市中央区新屋敷1丁目10番14外 285,000円/㎡(259,000円/㎡)「H31年から8年連続」/令和8年地価公示価格一覧表 熊本中央-1 新屋敷1丁目10番14外 285,000円 +10.0%・熊本西-12 春日3丁目2146番 247,000円 +6.0%・熊本中央-17 大江6丁目13番7 209,000円 +7.7%・熊本中央5-14 下通1丁目3番3 2,480,000円・熊本中央5-1 下通1丁目12番23 1,490,000円・熊本中央5-2 上通町1番16 1,250,000円/「大津町、菊陽町及び合志市は、TSMC進出の影響により近年大きく上昇してきたが、R8地価公示では、上昇幅が縮小した」)/空き家バンクは熊本県熊本市空き家バンクサイトとアットホーム「全国版空き家バンク(熊本県)」(2026年8月25日に本サイトが取得=熊本市中央区1・熊本市東区0・熊本市西区1・熊本市南区2・熊本市北区2=計6件/No.43 熊本市中央区練兵町ハイムサンシャイン 280万円 1K/熊本市西区河内町船津 150万円 3DK 建物101.35㎡ 土地300.82㎡/物件No.44 熊本市南区川口町 50万円 6DK 建物92.34㎡ 土地462.8㎡/物件No.19 熊本市南区海路口町 850万円 建物104.0㎡ 土地672.03㎡/物件No42 熊本市北区貢町 148万円 4DK 建物66.11㎡ 土地1,013.35㎡ JR鹿児島本線 西里駅 徒歩21分/物件No.42 熊本市北区麻生田1丁目 1,800万円 3DK 建物60.61㎡ 土地284.0㎡)/中古住宅購入補助金は熊本市「令和8年度(2026年度)移住者及び転居者向け中古住宅購入補助金について(共通)」(2026年7月2日更新/「【注意】中古住宅を購入する契約を締結する前に、補助金申請・交付決定が必要です」/「1.補助金の受付期間について 令和8年4月22日から令和8年12月25日まで」/「(1)熊本県外から熊本市へ移住される方及び(2)熊本市の居住誘導区域『外』から『内』へ転居する子育て世帯・若者夫婦世帯に対して中古住宅の購入費用を最大50万円補助します」/「定員:約20件(先着順)」「予算上限に達した日に、残る補助枠件数より多くの有効な補助金交付申請書・添付書類を受け付けた場合は、抽選で交付決定します」)/転居費等支援金は同「【令和8年5月受付開始】熊本市転居費等支援金について」(2026年4月23日更新/「令和8年度の申込受付期間は、令和8年5月1日(金)から令和9年2月26日(金)までとなっております」/「対象経費の2分の1の額(千円未満は切り捨て)」「(1) 18歳未満の世帯員を1名帯同して移住する場合 15万円/(2) 18歳未満の世帯員を2名以上帯同して移住する場合 20万円/(3) (1)又は(2)のいずれにも該当しない場合 10万円」/「熊本県外から熊本市に転入された方で、『転入日から1年以内』かつ『就業してから1年以内』の方であること」)/移住支援金の終了は同「熊本市移住支援金制度 終了のお知らせ」(2026年3月30日更新/「熊本市移住支援金制度は、令和7年度をもちまして終了しました。制度終了に伴い、令和8年度以降の申請はできませんので、あらかじめご了承ください」)/確認日 2026-08-25
熊本市の地価は上がっていますか?
🔴 令和8年の地価公示で、熊本市の住宅地は+3.4%(熊本県計は+2.8%)——5区すべてが上昇しました。区ごとは中央区+5.9%・東区+3.7%・北区+2.4%・南区+2.3%・西区+1.1%で、商業地は市全体で+5.0%。県内の住宅地でいちばん高い地点は中央区新屋敷1丁目の285,000円/平方メートル(+10.0%)で、平成31年から8年連続です。市の空き家バンクには6件(50万〜1,800万円)が登録されています。
CHAPTER 12土地の値段に効く、周りの事情
熊本の地価をいちばん動かしているのは、市の外にある半導体工場です。熊本県は令和8年の地価公示の概要で「大津町、菊陽町及び合志市は、TSMC進出の影響により近年大きく上昇してきたが、R8地価公示では、上昇幅が縮小した」と書いています。この3市町は熊本市の東どなりで、全用途の変動率は大津町+11.5%・菊陽町+6.9%・合志市+5.7%——県内1位・2位・4位です。3位が熊本市中央区の+6.0%。そして熊本市南区にも半導体を生産する工場と城南工業団地・流通団地があり、市は「熊本市の製造業、運輸業の中枢を支える地域」と書いています。もうひとつ、このまちには「地下水を守る」という条例があります。
上がり幅は、去年より縮まりました全用途の対前年平均変動率を3年ぶんならべると——大津町 17.8%(R6)→20.0%(R7)→11.5%(R8)、菊陽町 13.0%→14.5%→6.9%、合志市 10.0%→9.0%→5.7%。いっぽう熊本市中央区は 4.1%→5.2%→6.0%と、3年続けて上がり幅が広がっています。
「工場のまわりが急に上がる」局面から、「県都の中心が着実に上がる」局面へ移りつつある——それが県の資料から読める形です。§9のとおり、熊本市の住宅地は5区すべてが上昇しています。
地下水を守る条例が、開発の前提にあります市は昭和51(1976)年3月に「地下水保全都市宣言」を市議会で議決し、昭和52(1977)年に「熊本市地下水保全条例」を制定しました。きっかけは健軍水源近くのマンション建設反対運動だと市は書いています。
いま市が困っているのは「かん養域の減少」です——「水田や畑だった土地が、アスファルトやコンクリートで覆われてしまうと、雨は地中にしみ込みにくくなります」「この『非かん養域』が広がることは、地下水が減ることにつながります」。宅地が増えることと、水道の水が減ることが、このまちでは直接つながっています。市は水源かん養林整備事業・水田湛水事業を続けています。
南区は、製造業と物流の区です市の移住サイトの南区のページから——「このほか、半導体を生産する工場や城南工業団地、県内の流通拠点である流通団地があり、熊本市の製造業、運輸業の中枢を支える地域となっています」。§9のとおり南区の工業地は+8.1%(前年+6.8%)で、5区で唯一 上げ幅が広がりました。
そして南区は、令和8年熊本地震でいちばん揺れた区(震度6強)でもあります。り災証明書の申請6,145件は市全体の51%。§2のとおり南区は令和7年国勢調査で人口が増えた唯一の区——増えているまちが、いちばん揺れたという状態です。
市電を作り直す議論が進んでいます熊本市交通局は「熊本市電再生プロジェクト」を進めていて、2026年5月27日に「改革の方向性」を、6月4日に「専門家会議」の情報を公開しました。§3のとおり市電は大人200円均一で市の中心部を貫く路線です。
市電の沿線かどうかは、熊本では家の値段に効きます。§2のとおり東区は「区の南部には市電が走っており、沿線には商業施設や医療機関、学校や福祉施設等が充実しています」。§4の売り物件でも健軍町(41件)・東海学園前(20件)が上位に入ります。この議論の行方は、沿線の価値に関わります。
出典:TSMCと地価は熊本県「令和8年地価公示(熊本県分)」(PDF・令和8年3月18日/「◎市町村別の概況(市町村の全用途対前年平均変動率の状況)・大津町、菊陽町及び合志市は、TSMC進出の影響により近年大きく上昇してきたが、R8地価公示では、上昇幅が縮小した」/全用途 対前年平均変動率(県内上位5市区町村)1.大津町 R6 17.8%→R7 20.0%→R8 11.5%/2.菊陽町 13.0%→14.5%→6.9%/3.熊本市中央区 4.1%→5.2%→6.0%/4.合志市 10.0%→9.0%→5.7%/市区町別・用途別平均変動率 熊本市南区 工業地2地点 R7 6.8→R8 8.1)/地下水保全条例・宣言・かん養域は熊本市「世界に誇る地下水都市・熊本」(2024年2月14日更新/「熊本市の地下水保全活動は、昭和48年度(1973年度)から2か年にわたって、熊本県と共同で実施した『熊本市及び周辺地域地下水調査結果』や、健軍水源近くのマンション建設反対運動をきっかけに市議会で議決された『地下水保全都市宣言』(昭和51年(1976年)3月)にはじまります。翌昭和52年(1977年)には『熊本市地下水保全条例』を制定するとともに」「また、水源かん養林整備事業や水田湛水事業などの水量保全事業や市民協働による節水市民運動などを実施してきました」/「例えば水田や畑だった土地が、アスファルトやコンクリートで覆われてしまうと、雨は地中にしみ込みにくくなります」「田畑や森林などの水が浸透しやすい土地のことを『かん養域』、宅地や市街地などの水が浸透しにくい土地のことを『非かん養域』といいます。この『非かん養域』が広がることは、地下水が減ることにつながります」)/南区の産業は熊本市公式移住情報サイト「熊本はどう?」南区(「このほか、半導体を生産する工場や城南工業団地、県内の流通拠点である流通団地があり、熊本市の製造業、運輸業の中枢を支える地域となっています」)/市電再生プロジェクトは熊本市交通局「熊本市電再生プロジェクト」(「熊本市電再生プロジェクト『改革の方向性』について(2026年5月27日更新)」「熊本市電再生プロジェクトに関する専門家会議(2026年6月4日更新)」)/確認日 2026-08-25
熊本の地価や暮らしに効いている、周りの事情は何ですか?
🔴 市の外にある半導体工場です。熊本県は令和8年の地価公示で「大津町、菊陽町及び合志市は、TSMC進出の影響により近年大きく上昇してきたが、R8地価公示では、上昇幅が縮小した」としています(全用途で大津町+11.5%・菊陽町+6.9%・合志市+5.7%、3位が熊本市中央区+6.0%)。南区にも半導体工場と城南工業団地・流通団地があります。もうひとつ、市には昭和52年制定の「熊本市地下水保全条例」があり、宅地が増えることと地下水が減ることが直接つながっています。
2026年8月25日 時点の情報です
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