下関市の安全と気候
2026年8月15日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
下関は南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されています。ただし30年で震度6弱以上の確率は5.6%——同じ推進地域でも、高知や静岡とは桁が違います。指定の有無と、実際に想定される揺れは別のものです。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 🔴 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(山口県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(山口県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 5.6%(震度6強以上は1.0%) 下関市役所の地点。表層地盤はAVS30 260m/s・砂州・砂礫州 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-16
指定はあっても、揺れの確率は低いほうです
下関市は南海トラフ地震防災対策推進地域に入っていますが、30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は5.6%、6強以上は1.0%(市役所地点)。このサイトで扱ってきたエリアと並べると、いわき88.6%・和歌山70.8%・大崎27.7%・那覇20.8%に対して、下関は低いほうに入ります。 ただし市役所が建っているのは砂州・砂礫州(AVS30 260.2m/s)で、これは海峡沿いの埋め立てを含む地形です。同じ市内でも、内陸の台地と海沿いの低地では大きく変わります。気に入った家が出たら、その番地でJ-SHISを引いてください。
下関市はトップページの「注目ワード」に防災マップを常時出していて、市民が最初に開くものとして扱っています。内見の前に、その住所で開いてみてください。
下関は災害のリスクが高いですか?
南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されていますが、30年で震度6弱以上は5.6%——同じ推進地域でも高知や静岡とは桁が違います。指定の有無と、実際に想定される揺れは別のものです。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
同じ下関市で、冬の朝が40倍ちがいます。海峡沿いの市街地は冬日が年1.8日。内陸の豊田は年73.7日。市街地は東京よりはるかに暖かく、内陸は東京よりはるかに寒い——それが南北44kmの下関です。
12か月の気温を、そのまま並べます
帯の左端がその月の日最低気温の平均、右端が日最高気温の平均です(下関・1991〜2020年の30年平均)。
夏の夜と冬の朝が、東京と比べてどうなるかの数字です
| 年間の日数 | 下関 | 東京 |
|---|---|---|
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 38.9日 | 17.8日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 0.7日 | 4.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 47.6日 | 52.1日 |
| 冬日 最低0℃未満 | 1.8日 | 15.2日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.0日 |
雪は、年間の降雪の合計が2cm、最深積雪の平年値が2cmです。
出典:気象庁 下関 の平年値(月別)/同 日数の階級別(view=a2)/同 東京(いずれも1991〜2020年の30年平均)/確認日 2026-08-14市街地は年1.8日、内陸は年73.7日
| 年間の日数 | 下関 (市街地) | 豊田 (内陸) | 東京 |
|---|---|---|---|
| 冬日 最低0℃未満 | 1.8日 | 73.7日 | 15.2日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.1日 | 0.0日 |
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 38.9日 | 2.3日 | 17.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 47.6日 | 43.6日 | 52.1日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 0.7日 | 0.6日 | 4.8日 |
| 降雪の合計 | 2cm | — | 8cm |
市街地の冬は、本州でも屈指の暖かさです。1月の日最低気温の平均が4.8℃で、東京の1.2℃より3.6℃高い。冬日は年1.8日、年間の降雪の合計は2cm——雪かきのない冬です。海峡に挟まれ、暖流の影響を受けるためです。 そのかわり、夏の夜は蒸します。熱帯夜が年38.9日と、東京の17.8日の2倍以上。ただし猛暑日は年0.7日(東京4.8日)で、日中の暑さは東京より穏やかです。 内陸に入ると、まったく別の土地になります。豊田の1月の日最低気温は−1.1℃、冬日は年73.7日。市街地の40倍です。逆に熱帯夜は年2.3日しかありません。豊田・菊川で家を探すなら、冬タイヤと暖房を前提に考えてください。そのぶん夏の夜は静かに眠れます。
出典:内陸側の数値は気象庁 豊田アメダスの平年値(日数の階級別)。豊田アメダスは降雪を観測していないため、降雪の合計は「—」としています/確認日 2026-08-15下関の冬は寒いですか?
🔴 同じ下関市で、冬の朝が40倍ちがいます。海峡沿いの市街地は冬日が年1.8日(1月の日最低4.8℃)、内陸の豊田は年73.7日(−1.1℃)。市街地は東京よりはるかに暖かく、内陸は東京よりはるかに寒いのが南北44kmの下関です。
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