山口の安全と気候
2026年9月2日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(山口県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(山口県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 6.4%(震度6強以上は1.3%) 山口市役所の地点。表層地盤はAVS30 313m/s・扇状地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-09-02
津波の想定は、2026年3月に見直されたばかりです。市はこう告知しています——「山口県において、令和6年能登半島地震や国が実施した南海トラフ巨大地震の被害想定(R7.3)を踏まえ、これまでの『山口県津波浸水想定区域図(瀬戸内海沿岸)(H25.12)』の見直しを行いました」(2026年3月31日更新)。海に近い番地を見るなら、いま出ている新しい図で確かめてください。
水は、椹野川です。洪水浸水想定区域に指定されている河川は、市の告知によると南若川・椹野川・吉敷川・前田川・一の坂川・仁保川・阿武川・蔵目喜川・生雲川の9本。市街地は椹野川がつくった山口盆地の上にあり、一の坂川は中心部を流れています(§11のホタル)。川ぞいの番地は必ず確かめてください。
土砂。市は「山口市建築物土砂災害対策改修促進事業補助金制度」を持っていて、土砂災害特別警戒区域にある建物の改修に補助を出しています。徳地・阿東と、盆地のふち(吉敷・宮野・大内・仁保・小鯖)で家を探すなら、区域に入っていないかを先に確かめてください。
雪。市自身が「徳地・阿東地域も積雪量が多いため、スタッドレスタイヤの装着は必須」と書いています(§14)。市街地の降雪は平年で年26センチ、最深積雪の平年値は9センチ(§6)ですが、阿東の物件は標高305.8メートル(§4)。同じ市でも、雪の量が違います。
地図は「山口市防災ポータル」にまとまっています。市は「山口市の気象警報、避難情報、避難所開設情報、地震情報、各種ハザードマップなど、防災情報がご覧になれます」と書いています。
山口の災害のリスクはどうですか?
🔴 山口市は南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されています。J-SHISで市役所の地点は30年間に震度6弱以上6.4%(6強以上は1.3%)。津波の想定は2026年3月に見直されたばかり(令和6年能登半島地震と国の南海トラフ被害想定を踏まえたもの)。洪水の指定河川は椹野川・一の坂川など9本で、地図は「山口市防災ポータル」にまとまっています。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
山口市の中心部は盆地です。市の説明にある「北部の山地から……盆地、南部の臨海平野を経て瀬戸内海に流れ込んで」(§1)の、その盆地。盆地の気候は、昼は上がって朝は下がります。ここでは市の中心部にある山口地方気象台(気象庁 山口)の平年値を東京と並べます。南部(阿知須・秋穂)や北部(徳地・阿東)は、この数字とは違います。
| 1年の日数(平年) | 山口 | 東京 |
|---|---|---|
| 夏日(日最高25℃以上) | 142.5日 | 118.5日 |
| 真夏日(日最高30℃以上) | 67.1日 | 52.1日 |
| 猛暑日(日最高35℃以上) | 10.5日 | 4.8日 |
| 熱帯夜(日最低25℃以上) | 10.9日 | 17.8日 |
| 冬日(日最低0℃未満) | 42.0日 | 15.2日 |
| 真冬日(一日中0℃未満) | 0.1日 | 0.0日 |
| 降雪の合計 | 26センチ | 8センチ |
| 最深積雪 | 9センチ | 6センチ |
| 年平均気温 | 15.6℃ | 15.8℃ |
| 年降水量 | 1,927.7ミリ | 1,598.2ミリ |
| 8月の日最高/1月の日最低 | 32.7℃/0.4℃ | 31.3℃/1.2℃ |
年平均気温は東京とほぼ同じ(15.6℃と15.8℃)なのに、暑い日も寒い朝も東京より多い。これが盆地です。夏日は年142.5日で東京の1.2倍、真夏日は67.1日で1.3倍、猛暑日は10.5日で2.2倍。冬日は42.0日で東京の2.8倍——1年の約8日に1日は、朝の最低気温が0℃を下回ります。
そのかわり夏の夜は東京より涼しい。熱帯夜は年10.9日で、東京(17.8日)より7日少ない。昼に上がって、夜に下がる——寝るときのエアコンは、東京より少なくて済みます。
雨は、梅雨に集中します。年降水量1,927.7ミリは東京の約1.21倍。いちばん多いのは7月の342.6ミリ、次いで6月の282.9ミリで、この2か月だけで年間の3分の1近く。いっぽういちばん少ないのは12月の70.5ミリです。川ぞいの番地は、6月と7月に見に行ってください(§5)。
雪は、市街地では多くありません。降雪の合計は平年で年26センチ、最深積雪の平年値は9センチ(東京は8センチと6センチ)。ただしこれは市街地(山口地方気象台)の値で、市自身は「徳地・阿東地域も積雪量が多いため、スタッドレスタイヤの装着は必須」と書いています(§14)。阿東の物件は標高305.8メートル(§4)。同じ市の数字を、そのまま持っていかないでください。
山口の夏と冬は、どうなりますか?
🔴 市の中心部は盆地です。年平均気温は15.6℃で東京(15.8℃)とほぼ同じなのに、夏日142.5日・真夏日67.1日・猛暑日10.5日と暑い日が東京より多く、冬日も42.0日と東京(15.2日)の2.8倍。そのかわり熱帯夜は10.9日で東京(17.8日)より少ない。市街地の降雪は年26センチですが、徳地・阿東は市自身が「スタッドレスタイヤの装着は必須」と書いています。
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