京都の住まいとお金
2026年9月10日 時点の情報です
CHAPTER 04いま、実際に売りに出ている家
「駅から近い順」は、徒歩◯分/バス◯分+停歩◯分/車◯km(時速30km換算)を分に直して比べています。その項目の情報がない物件は、並べ替えても最後に表示されます。
それぞれの家の下にある「間取りをつくる」を押すと、築年と広さからその家の間取りが自動で立ち上がります。壁を抜いたり設備を替えたりすると、リフォーム費用がその場で動きます。1981年より前の家は耐震補強が、築40年を超えた家は配管の更新が、はじめから計上されます。
左京区静市静原町50万円左京区(出町柳と岩倉)標高 約320m / 土地 99㎡(30坪) / 建物 13㎡(4坪) / 1987年築 / 市原駅 バス6分+徒歩30分4枚の写真を見る →
山科区大宅中小路町280万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約50m / 土地 65㎡(20坪) / 建物 85㎡(26坪) / 1973年築 / 椥辻バス停 徒歩17分10枚の写真を見る →
山科区四ノ宮小金塚300万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約140m / 土地 44㎡(13坪) / 建物 43㎡(13坪) / 1977年築 / 追分駅 徒歩24分9枚の写真を見る →
山科区四ノ宮小金塚300万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約140m / 土地 42㎡(13坪) / 建物 51㎡(15坪) / 1978年築 / 追分駅 徒歩20分2枚の写真を見る →
山科区大塚丹田330万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約70m / 土地 38㎡(11坪) / 建物 53㎡(16坪) / 1975年築 / 東野バス停 徒歩16分3枚の写真を見る →
伏見区醍醐槇ノ内町330万円伏見区(伏見桃山と醍醐)標高 約40m / 土地 54㎡(16坪) / 建物 44㎡(13坪) / 1965年築 / 石田バス停 徒歩18分4枚の写真を見る →
山科区川田欠ノ上340万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約40m / 土地 37㎡(11坪) / 建物 34㎡(10坪) / 1971年築 / 椥辻バス停 徒歩23分7枚の写真を見る →
山科区四ノ宮小金塚350万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約130m / 土地 48㎡(15坪) / 建物 52㎡(16坪) / 1971年築 / 四宮駅 徒歩25分10枚の写真を見る →
北区西賀茂南川上町380万円北区(北大路と北山)標高 約100m / 土地 48㎡(15坪) / 建物 49㎡(15坪) / 1979年築 / 北大路バス停 バス20分+徒歩3分8枚の写真を見る →
北区西賀茂榿ノ木町56380万円北区(北大路と北山)標高 約90m / 土地 29㎡(9坪) / 建物 41㎡(12坪) / 1974年築 / 北大路バス停 バス6分+徒歩6分3枚の写真を見る →
山科区北花山六反田町380万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約60m / 土地 46㎡(14坪) / 建物 36㎡(11坪) / 1965年築 / 御陵駅 徒歩14分4枚の写真を見る →
山科区北花山六反田町380万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約60m / 土地 46㎡(14坪) / 建物 36㎡(11坪) / 1965年築 / 御陵駅 徒歩14分5枚の写真を見る →
右京区梅津開キ町380万円右京区(嵐山と京北)標高 約30m / 土地 55㎡(17坪) / 建物 50㎡(15坪) / 1972年築 / 太秦広隆寺駅 徒歩17分2枚の写真を見る →
山科区西野大鳥井町398万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約40m / 土地 53㎡(16坪) / 建物 40㎡(12坪) / 1966年築 / 東野バス停 徒歩13分10枚の写真を見る →
伏見区羽束師志水町399万円伏見区(伏見桃山と醍醐)標高 約10m / 土地 51㎡(15坪) / 建物 52㎡(16坪) / 1973年築 / 長岡京駅 バス9分+徒歩7分3枚の写真を見る →
伏見区向島庚申町399万円伏見区(伏見桃山と醍醐)標高 約10m / 土地 39㎡(12坪) / 建物 33㎡(10坪) / 1964年築 / 観月橋駅 徒歩10分10枚の写真を見る →
右京区京北細野町東垣内400万円右京区(嵐山と京北)標高 約300m / 土地 264㎡(80坪) / 建物 85㎡(26坪) / 1965年築 / 八木駅まで 14.0km7枚の写真を見る →
伏見区深草大亀谷大山町410万円伏見区(伏見桃山と醍醐)標高 約70m / 土地 33㎡(10坪) / 建物 41㎡(12坪) / 1976年築 / JR藤森駅 徒歩6分3枚の写真を見る →
山科区四ノ宮小金塚420万円山科区(山科駅と椥辻)標高 約130m / 土地 98㎡(30坪) / 建物 123㎡(37坪) / 1978年築 / 追分駅 徒歩20分10枚の写真を見る →
伏見区醍醐南里町430万円伏見区(伏見桃山と醍醐)標高 約30m / 土地 58㎡(17坪) / 建物 72㎡(22坪) / 1990年築 / 醍醐バス停 徒歩14分2枚の写真を見る →
写真はSUUMOの掲載画像です。掲載が終了すると表示されなくなります。実際の状態は現地でご確認ください。
SUUMOで全2380件を見る →②家が古いです——築年の中央値は1988年、1981年以前が965件(40.5%)。同じ週に本サイトが公開したさいたま市は1981年以前が5%でした。1950年以前に建った家が204件(8.6%)あり、市の制度でいう京町家(昭和25年11月23日以前に建てられた木造建築物)に当たりうる家です(§14)。2000年以降は620件(26.1%)。
③土地が狭いです——土地の中央値は80.26平方メートル(約24坪)、建物は88.75平方メートル。50平方メートル未満が440件(18.5%)、100平方メートル以上は951件(40.0%)。いちばん広いのは左京区の中央124.0平方メートル、いちばん狭いのは中京区の63.1平方メートル。庭のある暮らしを考えるなら、区の選び方が効きます(§2)。
④中央値は2,780万円、価格の幅が大きいです——1,000万円以下が299件(12.6%)、1,500万円以下が571件(24.0%)、3,000万円以下が1,346件(56.6%)。いっぽう5,000万円以上が471件(19.8%)。上にも下にも厚い市場です。
⑤いちばん高い1件といちばん安い1件は、中身を見てから判断してください。掲載の最高額は13億8,000万円(下京区西橋詰町寺町通五条上る・京阪本線「清水五条」徒歩4分・土地73.61平方メートル・建物100.48平方メートル・3K・1950年1月築)。同じ下京区の商業地の地価(1平方メートルあたり2,408,200円)で土地を評価すると1億7,700万円ほどで、掲載額とは大きく離れます。2番目に高いのは山科区御陵大岩の5億7,500万円(土地557.81平方メートル・建物418.49平方メートル)。いちばん安い50万円は左京区静市静原町の1987年築で、土地99平方メートル・建物12.96平方メートル。次に安いのは山科区大宅中小路町の280万円(1973年築・土地65.07平方メートル・建物85.15平方メートル)です。
おまけに、宿泊施設として売られている家があります。市は不動産業者向けに「昨今,旅館業の許可取得済などを謳って販売される物件も急増する中,宿泊施設を営む目的で不動産を購入した営業予定者が,旅館業の許可取得に向けた本市との事前相談過程において,当該規定を満たすことができないものであることが分かり,当初の営業計画を断念するといった事例が少なからず見受けられます」と注意を出しています(§9)。
空き家バンク
売りに出ている家の登録はありません。この章に並べた物件は、いずれも民間の流通に出ているものです。(2026年8月17日 確認時点)
家はいくらぐらいですか?
SUUMOに出ている中古一戸建ては2,380件で、50万円から13億8,000万円、中央値2,780万円(11区を1区ずつ取って合算し、市全体の掲載総数2,380件と一致)。土地の中央値は80.26平方メートル(約24坪)・建物88.75平方メートル。🔴 築年の中央値は1988年で、1981年以前が965件(40.5%)、1950年以前が204件(8.6%)、2000年以降が620件(26.1%)です。
安い家はありますか?
2,380件のうち1,000万円以下は299件(12.6%)、1,500万円以下は571件(24.0%)、3,000万円以下は1,346件(56.6%)で、いっぽう5,000万円以上が471件(19.8%)あります。🔴 いちばん安い50万円は左京区静市静原町の1987年築で、土地99平方メートル・建物12.96平方メートル。次に安いのは山科区大宅中小路町の280万円(1973年築・土地65.07平方メートル・建物85.15平方メートル)です。
CHAPTER 08買ったあと、毎年かかるもの
京都市の固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%です。都市計画税がかかるのは市街化区域の土地と家屋だけ——市街化区域は14,980ヘクタールで、市域82,783ヘクタールの18.1%です(§1)。上下水道は呼び径13・20ミリ、2か月40立方メートルで10,054円(水道6,028円+下水道4,026円)。住宅地の地価は1平方メートルあたり247,700円(+3.6%)で、京都府平均164,100円の1.51倍。11区すべてが上昇しました。そして京都には、家を建てるときの時間の見積もりに関わる決まりがあります——埋蔵文化財の試掘調査です。
| 費目 | 金額 | 中身 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% 課税標準額に対して | 市は「税額 課税標準額×1.4%」と書いています。毎年1月1日(賦課期日)現在に土地・家屋・償却資産を持っている人が納税義務者。納期は4月・7月・12月・翌年2月の4回。免税点は同一区内で土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。市は「宅地については、地価公示価格などの7割を目途として求めています」とも書いています。納税通知書は資産の所在区ごとに市税事務所固定資産税室(北区・上京区・左京区は第1担当、山科区・伏見区は第2担当、右京区・西京区は第3担当、中京区・東山区・下京区・南区は第4担当)が扱います。 |
| 都市計画税 | 0.3% 市街化区域のみ | 市は「毎年1月1日(賦課期日)現在に都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方に固定資産税とあわせて課されます(償却資産には課されません。)」と書いています。税率0.3%。市街化区域は14,980ヘクタールで、市域82,783ヘクタールの18.1%、都市計画区域48,051ヘクタールの31.2%——市街化調整区域は33,071ヘクタールです。買う前に、その番地が市街化区域かどうかを確かめておくと、毎年の額が変わります。調べる場所は「京都市地図情報提供サービス」(令和8年3月18日から運用)で、都市計画・景観・文化財・開発登録簿・指定道路図をひとつの地図で見られます。 |
| 上下水道 | 10,054円 2か月40m³ | 市の早見表(令和元年12月1日以降の検針分から・2か月分)で、呼び径13および20ミリ、40立方メートルのときの水道料金は6,028円、下水道使用料は4,026円、合わせて10,054円(税込)。京都市の早見表は13ミリと20ミリが同じ額で、25ミリなら水道8,074円、40ミリなら10,010円。2か月20立方メートルなら水道2,134円+下水道1,540円=3,674円。本サイトの他エリアと並べると、立川市7,766円、名古屋市8,932円、高崎市9,008円、広島市9,427円、京都市10,054円、さいたま市11,497円、射水市13,200円、長岡市13,420円——京都は真ん中あたりです。 |
| 地価 | 247,700円/㎡ +3.6% | 令和8年地価公示で、京都市の住宅地は1平方メートルあたり247,700円(前年比+3.6%)。京都府平均164,100円(+2.3%)の1.51倍です。区別は上京458,900(+5.4%)/中京387,200(+4.8%)/東山341,400(+7.1%)/下京315,500(+6.2%)/北312,500(+3.6%)/左京284,100(+2.9%)/南228,100(+6.4%)/西京227,800(+2.9%)/右京195,100(+2.2%)/伏見166,500(+2.9%)/山科149,400(+3.1%)。11区すべてが上昇し、上京区と山科区の差は3.07倍。商業地は市全体で1,361,400円(+10.1%)、下京区は2,408,200円(+10.2%)、南区は+19.6%。同じ京都府では亀岡市の住宅地77,500円、舞鶴市40,600円、福知山市36,400円、綾部市27,700円です。 |
| 埋蔵文化財の試掘調査 | 7〜8か月 待つことがあります | 京都では、工事の前に「その土地が遺跡(埋蔵文化財包蔵地)に当たるか」を確かめる手順があります。市は「現在、試掘調査の予約が取りづらくなっています。7~8箇月お待ちいただくことがあります。工事計画をお考えの場合は、お早めにご相談ください」と書いています。遺跡地図は「京都市地図情報提供サービス」の「文化財」で見られ、重要遺跡・小規模遺跡(黄)、特別一般遺跡(紫)、一般遺跡(青)、一般遺跡に準じる遺跡(緑)、史跡・名勝・天然記念物指定地及び文化財環境保全地区(赤)に色分けされています。市は「史跡・名勝・天然記念物指定地及び文化財環境保全地区」での工事には「国・府・市による許可が必要です」としています。建て替えや新築を考えるなら、土地を決める前に見ておく場所です。 |
買ったあと、毎年いくらかかりますか?
固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%です。🔴 都市計画税がかかるのは市街化区域の土地・家屋だけで、市街化区域は14,980ヘクタール=市域82,783ヘクタールの18.1%。上下水道は呼び径13・20ミリ、2か月40立方メートルで10,054円(水道6,028円+下水道4,026円・税込)。本サイトの他エリアと並べると、立川市7,766円、名古屋市8,932円、広島市9,427円、さいたま市11,497円——京都は真ん中あたりです。
家を建てるとき、気をつけることはありますか?
🔴 市街化区域14,980ヘクタールのうち14,274ヘクタール(95.3%)に高度地区がかかり、いちばん高い区分でも31メートルです。10メートル・12メートル・15メートルの区分を合わせると9,015ヘクタール=高度地区の63.2%が「15メートル以下」。🔴 あわせて、市は埋蔵文化財の試掘調査について「現在、試掘調査の予約が取りづらくなっています。7~8箇月お待ちいただくことがあります。工事計画をお考えの場合は、お早めにご相談ください」と書いています。
CHAPTER 09売りたくなったとき、どうなるか
京都市は「空き家に税をかけると決めたまち」です。「非居住住宅利活用促進税」が令和12年度から課税開始の予定で、市街化区域にある、そこに住所を持つ人がいない住宅の所有者にかかります。市は理由を「空き家や別荘、セカンドハウスなどの居住者のない住宅(非居住住宅)の存在は、京都市に居住を希望する方への住宅の供給を妨げる」からだと書いています。空き家率は12.5%(空き家105,300戸/総住宅842,300戸)で、市は「約8軒のうち1軒が空き家」と説明します。空き家バンク「京都安心すまいバンク」もあります。
| 見かた | 中身 |
|---|---|
| 非居住住宅利活用促進税(空き家の税) | 令和12年度(令和12年1月1日の利用状況によるもの)から課税開始の予定です(市は「システム開発の影響で 課税開始の予定を1年延期しており」と書いています)。対象は「京都市の市街化区域内に所在する非居住住宅(その所在地に住所を有する者がいない住宅)の所有者」。税率は家屋価値割0.7%に、立地床面積割(家屋価値割の課税標準が700万円未満0.15%/700万円以上900万円未満0.3%/900万円以上0.6%)を加えたもの。免税点は家屋の固定資産評価額30万円(導入当初5年間は100万円)未満。「賃貸又は売却を予定しているもので、所有者から申告があったもの」は課税免除(ただし「1年を経過しても契約に至らなかったものは除きます」)。景観重要建造物その他歴史的な価値を有する建築物も免除。所有者が亡くなった場合などは3年間の徴収猶予があります。 |
| 空き家率(住宅・土地統計調査) | 市は「京都市の総住宅数は 842,300 戸で、調査開始以来最多となりました。また、空き家数は 105,300 戸、空き家率は 12.5%となり、前回調査に比べて 700 戸、0.4 ポイントの減少となりました」と書いています(令和5年住宅・土地統計調査)。内訳は賃貸用54,800戸(52.0%)、売却用3,500戸(3.3%)、二次的住宅2,700戸(2.6%)、それ以外44,300戸(42.1%)。区別の空き家率は東山16.4/下京15.7/南13.9/山科13.7/上京13.2/北12.7/伏見12.7/西京11.7/左京11.4/中京10.8/右京10.2%。市は「20 政令指定都市の中で最も空き家率が高かったのは大阪市(16.1%)…京都市の空き家率は、12.5%で低いほうから9番目でした」とし、東山区について「前回調査に比べ、東山区の空き家数は 1,330 戸、空き家率は 3.2 ポイントの大幅な減少」と書いています。 |
| 空き家バンクと相談員 | 市は空き家バンク「京都安心すまいバンク」を持っています——市は「安心して頼れる不動産等の専門家(京都市登録)と京都市がチームを組んで、『空き家を貸したい・売りたい所有者』と『すまいをお探しの方(借りたい・買いたい方)』とのマッチングを全面サポートする仕組みです」と説明しています。2026-09-10 の時点で物件情報9件・利用希望情報12件。アットホームの空き家バンク全国版にも連携掲載されており、そこでは京都市の売買4件・賃貸2件(京都府内で登録しているのは13自治体)。そのほか市は「地域の空き家相談員」を置き、「京都市内で約270名が活動」「相談無料」「相談件数984件(令和7年度)」「相談員への相談から売却・賃貸の成約につながった件数 282件(令和7年度)」としています。空き家相談窓口は075-231-2323。 |
| 条例と計画 | 「京都市空家等の活用、適正管理等に関する条例」(平成25年12月24日条例第80号・平成26年4月1日施行)があります。市は目的を「空家等の発生の予防、活用及び適正な管理並びに跡地の活用…を総合的に推進し、もって安心かつ安全な生活環境の確保、地域コミュニティの活性化、まちづくりの活動の促進及び地域の良好な景観の保全に寄与すること」と書きます。罰則もあり、条例第33条は「次の各号のいずれかに該当する者は、50,000円以下の過料に処する」としています。「京都市空き家等対策計画」(平成29年度〜平成38年度の10年間)には、「市場に流通していない空き家の数:55,000戸に抑える(平成35年)」という目標が書かれています。 |
| 京町家は年に約700軒ずつ減っています | 市の「令和6年度京町家状況調査」で、京町家の残存軒数は34,580軒。平成28年度の40,146軒から、8年で5,566軒減りました——年平均 約700軒、滅失率は8年間で13.9%(年平均1.73%)。前回(平成28年度)調査は7年間で5,602軒・年平均約800軒・滅失率11.7%でした。市は令和8年度から「京都市京町家保全・継承推進計画(第2次)」(令和8年度〜令和17年度の10年間)を進めており、「宿泊税を活用し、前年度比約5倍となる462,329千円(新規・充実分:357,300千円)の予算を措置し、取組を強化してまいります」と書いています(§14)。売り物件2,380件のうち1950年以前に建った家は204件(8.6%)です(§4)。 |
空き家バンクはありますか?
🔴 あります——京都市版の空き家バンク「京都安心すまいバンク」で、2026-09-10 の時点で物件情報9件・利用希望情報12件(アットホームの空き家バンク全国版にも連携掲載され、そちらでは京都市の売買4件・賃貸2件)。そのほか市は「地域の空き家相談員」を置き、「京都市内で約270名が活動」「相談件数984件(令和7年度)」「相談員への相談から売却・賃貸の成約につながった件数 282件(令和7年度)」としています。空き家率は12.5%(空き家105,300戸/総住宅842,300戸)です。
空き家に税金がかかると聞きました
🔴 「非居住住宅利活用促進税」が令和12年度から課税開始の予定です。対象は「京都市の市街化区域内に所在する非居住住宅(その所在地に住所を有する者がいない住宅)の所有者」で、税率は家屋価値割0.7%に立地床面積割(700万円未満0.15%/700万円以上900万円未満0.3%/900万円以上0.6%)を加えたもの。免税点は家屋の固定資産評価額30万円(導入当初5年間は100万円)未満。🔴 「賃貸又は売却を予定しているもので、所有者から申告があったもの」は課税免除です。
CHAPTER 12土地の値段に効く、周りの事情
京都市で家を考えるとき、いちばん効いてくるのは「建てられる高さ」です。市街化区域14,980ヘクタールのうち14,274ヘクタール(95.3%)に高度地区がかかり、いちばん高い区分でも31メートル。そのうち10メートル・12メートル・15メートルの区分を合わせると9,015ヘクタール——高度地区の63.2%が「15メートル以下」です。さらに風致地区17,943ヘクタール(17地区)、景観地区3,431ヘクタール(8地区)、歴史的風土特別保存地区2,861ヘクタール(24地区)。いっぽうで観光客は年6,279万人、宿泊客は1,659万人で、この人たちが払う宿泊税が、京町家を残す予算に回っています(§9)。
| 事情 | 中身 |
|---|---|
| 建物の高さの上限(高度地区) | 京都市の高度地区は14,274ヘクタール=市街化区域の95.3%。本サイトが市の「高度地区計画書」を種類ごとに全部足し合わせたところ、都市計画総括表の14,274ヘクタールと一致しました。内訳は10メートル3,554ヘクタール/12メートル767ヘクタール/15メートル4,694ヘクタール/20メートル3,755ヘクタール/25メートル61ヘクタール/31メートル1,443ヘクタール(市街化区域に対する割合では23.7%/5.1%/31.3%/25.1%/0.4%/9.6%で、足すと95.3%)。31メートルを超える高度地区は市街化区域にありません。10メートル高度地区は「第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域の全部並びに第一種中高層住居専用地域の一部」にかかり、北側斜線(真北方向の水平距離に0.6を乗じて5メートルを加えた高さ以下)も同時にかかります。 |
| なぜ高さを決めているのか | 市は景観計画で「昭和48年に市街地景観と住環境の保全を図ることを目的として、市街地の大半に都市計画法に基づく高度地区を指定し、引き続き建築物の高さの規制を行うこととした」と書いています。さらに「平成8年の美観地区や風致地区等の区域の拡大に併せて、山すそ部の住宅地や一部の幹線道路沿道について高さの最高限度を20mから15mに引き下げを行うなど、地区の特性に応じた高さ規制の見直しを行ってきた」。平成19年の「新景観政策」の考え方は「三方をなだらかな山々で囲まれた京都の盆地の風土や、これらの山並みとの調和に配慮し、都心部から三方の山すそに行くにしたがって次第に建築物の高さが低くなるような構成を基本とする」。市は歴史的都心地区を「河原町通,烏丸通,堀川通,御池通,四条通,五条通の6本の幹線道路沿道地区とこれに囲まれた職住共存地区」と定義しています。 |
| 眺望・広告・風致 | 市は眺望景観について「優れた眺望や借景…の眺めを保全するために、当該建築物等が位置する地点の標高による建築物等の高さ規制を導入する」と書いています——用途地域でも高度地区でもなく、標高で高さが決まる区域があるということです。屋外広告物も「地域ごとの景観特性に応じて屋外広告物の表示位置や大きさ、色彩等の規制を強化する」。風致地区は17地区17,943ヘクタール——嵯峨嵐山3,989・東山2,577・上賀茂2,110・西山1,717・大原1,624・大枝大原野1,596・比叡山1,394・醍醐1,072・鞍馬山856・船山547・鴨川217・伏見桃山165ヘクタールなど。市域82,783ヘクタールの21.7%にあたります。そのほか歴史的風土特別保存地区2,861ヘクタール(24地区)、伝統的建造物群保存地区14.9ヘクタール(4地区)、特別緑地保全地区238ヘクタール。 |
| 観光の規模 | 令和7年の観光客数は6,279万人、宿泊客数は1,659万人(延べ2,983万人)、市はどちらにも「【過去最高】」と書いています。観光消費額2兆474億円、経済波及効果2兆2,193億円。外国人観光客は1,268万人、修学旅行生は67万人。人口1,428,029人に対して、観光客は約44倍(本サイトで算出)。市は「観光客とは、観光目的だけでなく、市外在住で通勤、通学以外の目的(ビジネス、買物、イベント、観劇、スポーツ、友人・知人訪問等)で入洛した人全てを含みます」と定義し、「月別繁閑差 1.3倍(最多11月、最少2月)」としています。市はこの調査自体を「本事業は、宿泊税を活用して実施しています」と書いています。 |
| 宿泊税と、住宅への効き方 | 宿泊税は平成30年10月1日に始まり、令和8年3月1日に税率が上がりました——1人1泊あたり、宿泊料金6,000円未満200円/6,000円以上20,000円未満400円/20,000円以上50,000円未満1,000円/50,000円以上100,000円未満4,000円/100,000円以上10,000円。市は目的を「国際文化観光都市としての魅力を高め、及び観光の振興を図る施策に要する費用に充てること」としています。住む人にとって効いてくるのは、その使い道——令和8年度の京町家の保全・継承には「宿泊税を活用し、前年度比約5倍となる462,329千円」が充てられます(§9・§14)。いっぽう自分の家を民泊にすると「住宅用地の特例措置の軽減内容が変更されることがあり、土地の固定資産税・都市計画税の額が増額になる場合があります」(§8)。 |
土地の値段はどうなっていますか?
令和8年地価公示で、京都市の住宅地は1平方メートルあたり247,700円(前年比+3.6%)——京都府平均164,100円の1.51倍です。🔴 区別では上京区458,900円といちばん低い山科区149,400円で3.07倍、11区すべてが上昇しました。商業地は市全体で1,361,400円(+10.1%)、下京区は2,408,200円、南区は前年比+19.6%です。
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2026年9月10日 時点の情報です
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