CHAPTER 05その土地は、安全か
大津市の足元には、日本有数の活断層帯が2本あります。ひとつは琵琶湖西岸断層帯(南部が高島市南方から大津市国分付近まで、長さ約38キロ)、もうひとつは花折断層帯(高島市から花折峠を経て京都市・宇治市へ、全体で約58キロ)。ただしどちらも「30年以内の発生確率」は南部・中南部ともほぼ0%で、地震調査委員会の評価はそこまで含めて読む必要があります。市は南海トラフ地震防災対策推進地域にも指定されています。海がないため、津波と高潮の想定はありません。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 指定あり |
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(滋賀県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(滋賀県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 13.1%(震度6強以上は1.1%) 大津市役所の地点。表層地盤はAVS30 350m/s・扇状地 |
足元の活断層(地震調査委員会の長期評価)
| 断層帯 | 地震の規模 | 30年以内の確率 | 最新の活動 |
琵琶湖西岸断層帯 南部 高島市南方〜大津市国分付近・約38km | M7.5程度 | ほぼ0% | 1185年(元暦2年)の地震。平均活動間隔は約4,500〜6,000年で、地震後経過率0.1〜0.2 |
琵琶湖西岸断層帯 北部 高島市・約23km | M7.1程度 | 1〜3% | 約2,800〜2,400年前。最大値をとると「我が国の主な活断層の中では高いグループ」と評価されています |
花折断層帯 中南部 花折峠〜京都市左京区〜宇治市 | M7.3程度 | ほぼ0%〜0.6% | 約2,800年前〜6世紀。最大値をとると「やや高いグループ」 |
琵琶湖西岸断層帯 全体 全長約59km | M7.8程度 | 南部単独の確率を超えない | 北部と南部が同時に動いた場合の想定 |
確率は低い。でも、規模は大きい数字をそのまま読むと、市内を走る断層(琵琶湖西岸断層帯 南部・花折断層帯 中南部)の30年確率は、ほぼ0%〜0.6%です。南部は1185年に動いたばかりで、平均活動間隔4,500〜6,000年に対して経過率0.1〜0.2しかありません。
いっぽうで動いたときの規模はM7.5、断層の西側が東側に対して6〜8メートル隆起すると評価されています。確率の低さと、規模の大きさは別の話です。J-SHISの数字(市役所の地点で30年間に震度6弱以上13.1%)は、この断層と南海トラフの両方を含んだ値です。
ハザードマップは3種類+学区別の防災カルテ市は①土砂・洪水ハザードマップ(土砂災害と、琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川の洪水) ②水害ハザードマップ(中小河川や身近な水路の氾濫) ③防災重点農業用ため池ハザードマップの3つを、いずれも学区ごと(36学区)に出しています。加えて学区別の「防災カルテ」があり、地域ごとの特徴と注意点がまとまっています。
ここまで学区単位でそろえている市は多くありません。買う前に、その学区のPDFを開いてください。
市が正直に書いていること、2つひとつめ——「水防法に定められた浸水想定区域図のうち、洪水のみ作成済みとなります。(内水については未作成、高潮については海がないため作成なし)」。内水氾濫(下水や水路があふれる出水)の想定図は、まだありません。
ふたつめ——「令和8年3月末日に、滋賀県の洪水浸水想定区域が更新されました。現在公開されている大津市ハザードマップは、更新前の令和4年3月に作成されたものとなりますので、ご注意ください。なお、令和8年度中に新たなハザードマップを作成予定です」。
いま公開されている洪水の色は、県の最新の想定より1つ前のものです。2026年度中に更新される予定なので、購入の時期によっては新旧の両方を見てください。
出典:活断層は地震調査研究推進本部 地震調査委員会の長期評価(琵琶湖西岸断層帯=南部は高島市南方から大津市国分付近まで約38km・M7.5程度・30年以内ほぼ0%・最新活動1185年(元暦2年)・平均活動間隔約4,500〜6,000年・地震後経過率0.1〜0.2/北部は高島市・約23km・M7.1程度・30年以内1〜3%・最新活動約2,800〜2,400年前・「高いグループ」/全体約59kmが同時に活動するとM7.8程度/三方・花折断層帯=花折断層帯 中南部はM7.3程度・30年以内ほぼ0%〜0.6%・最新活動約2,800年前〜6世紀・「やや高いグループ」)/ハザードマップと市の注記は大津市「土砂・洪水ハザードマップ」(2026年4月30日更新/対象河川は琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川/「水防法に定められた浸水想定区域図のうち、洪水のみ作成済み。内水については未作成、高潮については海がないため作成なし」/令和8年3月末に県の洪水浸水想定区域が更新され、公開中のマップは令和4年3月作成・令和8年度中に新たなマップを作成予定)と同「大津市ハザードマップ・防災カルテ」(土砂・洪水/水害(中小河川や身近な水路)/防災重点農業用ため池の3種類)、同「大津市防災カルテ」(学区別・36学区)/確認日 2026-08-21
大津市の災害リスクはどうですか?
🔴 足元に琵琶湖西岸断層帯(南部は大津市国分付近まで・M7.5程度)と花折断層帯(中南部・M7.3程度)がありますが、どちらも30年以内の発生確率はほぼ0%〜0.6%(南部は1185年に動いたばかり)。南海トラフ地震防災対策推進地域に指定され、市役所の地点で30年間に震度6弱以上が13.1%。海がないので津波と高潮の想定はありません。🔴 内水(下水や水路の氾濫)の浸水想定図は未作成で、公開中の洪水マップは令和4年3月作成のもの(令和8年度中に更新予定)です。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
気象庁の平年値(1991〜2020年)で見ると、大津の年降水量は1,566.6ミリ——東京(1,598.2ミリ)とほぼ同じです。1月の日最低0.7℃・日最高7.9℃、真冬日は0.0日、冬日(朝が0℃未満)は年35.0日。夏は8月の日最高32.5℃、猛暑日8.4日・真夏日60.5日・熱帯夜10.9日。ただし、これは市の南端・大津の観測所の数字です。同じ大津市内でも、北の比良のふもと(南小松の観測所)は年降水量1,904.1ミリ——337.5ミリ多いのです。
同じ市に、雨の量が違う2つの観測所があります市内には気象庁の観測所が2つあります。南端の「大津」(標高86メートル)と、北の「南小松」(標高90メートル・近江舞子のあたり)。どちらも大津市内であることを、国土数値情報の行政区域データで確かめました。
年降水量は大津1,566.6ミリ/南小松1,904.1ミリ。年平均気温は15.1℃/14.7℃、1月の日最低は0.7℃/0.5℃。南へ行くほど乾いて暖かく、北へ行くほど降る——45キロという南北の長さが、そのまま気候の差になっています。
雪の統計は、どちらの観測所にもありません気象庁の雪の平年値(降雪の深さ合計・最深積雪)は、大津・南小松のどちらの観測所でも「///」=統計を取っていません。つまり「大津市の平年の積雪は何センチ」と言える公式の数字が、そもそも無いのです。
本サイトは、無い数字を推測で埋めません。ただし、市の北部が比良山地のふもとであること、標高の中央が§2のとおりエリアで大きく違うことは、冬の備えを考えるうえでの手がかりになります。湖西線ぞいや山手の物件を見るときは、地元の不動産会社に冬の路面のことを必ず聞いてください。
冬は「冷えるが、真冬日は無い」1月の日最高7.9℃・日最低0.7℃、冬日は年35.0日、真冬日(日最高が0℃未満)は年0.0日。京都盆地とほぼ同じ、内陸の冷え方です。
夏は猛暑日8.4日・真夏日60.5日で、東京より昼が暑く、熱帯夜10.9日と夜は東京より楽。琵琶湖のそばだから涼しい、という気候ではありません。下のグラフで月ごとの幅をご覧ください。
出典:気象庁の平年値(1991〜2020年)=大津(prec_no=60・block_no=0586)(年降水量1,566.6mm・年平均15.1℃・1月の日最高7.9℃/日最低0.7℃・8月の日最高32.5℃/日最低23.5℃)と同 日数の階級別(view=a2)(年=冬日35.0日・真冬日0.0日・熱帯夜10.9日・夏日126.3日・真夏日60.5日・猛暑日8.4日)、南小松(block_no=1083)(年降水量1,904.1mm・年平均14.7℃・1月の日最低0.5℃)/雪は同 雪(view=a4)で大津・南小松ともに全項目「///」=統計なし(2026-08-21 確認)/2つの観測所が大津市内にあることは、気象庁のアメダス地点表の緯度経度を国土数値情報 N03 行政区域(2026年)と突き合わせて確認(どちらも 25201 大津市)/確認日 2026-08-21
大津の夏の暑さと冬はどのくらいですか?
年降水量1,566.6ミリは東京(1,598.2ミリ)とほぼ同じ。冬は1月の日最低0.7℃、冬日は年35.0日で真冬日は0.0日。夏は8月の日最高32.5℃、猛暑日8.4日・真夏日60.5日・熱帯夜10.9日——京都盆地に近い内陸の一年です。🔴 ただし市の北(南小松の観測所)は年1,904.1ミリで、南より337.5ミリ多く降ります。🔴 雪の平年値は、市内のどちらの観測所にもありません(統計を取っていないため)。
2026年8月21日 時点の情報です
このページは、最新のAIが作成した移住情報のまとめです
人が主観で書いた紹介記事ではありません。自治体・国の統計・気象庁・鉄道会社・不動産ポータルなど、インターネット上に公開されている公式の情報をAIが集め、移住を考える人が読みやすく、そのまま判断に使える形に組み直したものです。数値には出典のリンクと確認日を付けていますので、気になったところは元の資料でお確かめください。制度や価格は変わります。契約の前には、必ずご自身で最新の情報をご確認ください。
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