小田原市の安全と気候
2026年8月12日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
小田原の災害は「起きるかどうか」ではなく「起きたとき何分あるか」の話になります。
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 🔴 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 🔴 指定あり |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(神奈川県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 75.8%(震度6強以上は32.0%) 小田原市役所の地点。表層地盤はAVS30 293m/s・扇状地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-13
津波 — 到達1分、最大3分
| 市町 | 最大津波高(T.P.+m) | 到達時間 | 最大到達 |
|---|---|---|---|
| 大磯町・二宮町 | 17.1 | 1分 | 3分 |
| 真鶴町 | 16.5 | 1分 | 3分 |
| 小田原市 | 11.9 | 1分 | 3分 |
| 鎌倉市 | 14.5 | 1分 | 10分 |
| 藤沢市 | 11.5 | 1分 | 12分 |
1923年 関東大震災 — 震源は小田原の真上でした
| 発生 | 1923年9月1日 11時58分、マグニチュード7.9 |
|---|---|
| 震源 | 神奈川県西部 北緯35度19.8分・東経139度08.1分・深さ23km——小田原市街のすぐ北側 |
| 揺れ | 当時の最大階級である震度6を埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨で観測。相模湾沿岸と房総半島南端は現在の震度7相当と推定 |
| 津波 | 熱海12m、相浜9.3m。地震後5分程度で津波が到達した地域あり |
| 被害 | 死者・行方不明者 10万5千人余(全体) |
国府津-松田断層帯 — 次の海溝型地震と「同時に」動きます
| 位置 | 足柄上郡大井町付近から大磯丘陵の西縁に沿い、小田原市を経て相模湾内に至る。長さ約35km以上 |
|---|---|
| 性格 | 独立した活断層ではなく、フィリピン海プレートと陸側プレートの沈み込み境界から分岐した断層 |
| 平均活動間隔 | 約800〜1,300年(相模トラフの海溝型地震の数回に1回の割合で活動) |
| 最新の活動 | 12世紀以後・14世紀前半以前。1293年の歴史地震に対応すると推定(2026年時点で約733年前) |
| 次に動いたら | 断層近傍の地表面で、北東側が南西側に対して相対的に約3m高まる段差・撓みが生じると推定 |
土砂災害 — 海側と山側は警戒区域だらけです
| 土石流 | 116区域。渓流は江之浦・根府川・米神・石橋・早川・入生田・風祭・板橋・水之尾(海に山が迫る片浦〜早川)と荻窪・久野(山側)に集中 |
|---|---|
| 急傾斜地の崩壊 | 396区域 |
| 特別警戒区域 | 令和3年3月19日に346区域を指定(レッドゾーンは建築制限がかかります) |
洪水では令和元年台風19号のとき、小田原市は市内86か所に避難場所を開設し7,118名が避難しました。洪水浸水想定区域は早川水系(令和2年3月24日)、森戸川・中村川水系(令和元年12月20日)、酒匂川水系狩川(平成30年7月27日)と順次改訂されています。
出典:小田原市自治会総連合 発行物(PDF)/小田原市 ハザードマップ/確認日 2026-08-12
気になる物件が出たら、この4つを開く
-
重ねるハザードマップ国土交通省
住所を入れると、津波・土砂災害・洪水を1つの地図に重ねて表示します。まずここ。
開く → -
小田原市 ハザードマップ(8区割)小田原市・令和4年9月発行
洪水・土砂災害・高潮・津波を地区ごとに一元化しています。検討している住所がどの区割に入るかを確認してください。
開く → 津波浸水想定図 → -
神奈川県 土砂災害警戒区域の告示図書神奈川県
土石流116区域・急傾斜地396区域の位置が地番レベルで載っています。レッドゾーンは建築制限がかかるので、買う前に必ず。
開く → -
小田原市 断層のページ小田原市
国府津-松田断層帯の位置を確認します。断層近傍で地表に約3mの段差が想定されている以上、その線がどこを通るかは知っておくべきです。
開く →
小田原は災害のリスクが高いですか?
🔴 南海トラフと首都直下の両方に指定されており、30年で震度6弱以上は75.8%(6強以上は32.0%)——高い部類です。小田原の災害は「起きるかどうか」ではなく「起きたとき何分あるか」の話になります。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
12か月の気温を、そのまま並べます
帯の左端がその月の日最低気温の平均、右端が日最高気温の平均です(小田原・1991〜2020年の30年平均)。
夏の夜と冬の朝が、東京と比べてどうなるかの数字です
| 年間の日数 | 小田原 | 東京 |
|---|---|---|
| 熱帯夜 最低25℃以上 | 7.3日 | 17.8日 |
| 猛暑日 最高35℃以上 | 2.5日 | 4.8日 |
| 真夏日 最高30℃以上 | 42.2日 | 52.1日 |
| 冬日 最低0℃未満 | 32.5日 | 15.2日 |
| 真冬日 最高0℃未満 | 0.0日 | 0.0日 |
小田原の気候はどうですか?
アメダス小田原(標高14m)で8月の日最高30.6℃・1月の日最低0.6℃と、東京(31.3℃/1.2℃)とほとんど変わりません。ただし直線約10kmの箱根とは標高差841mがあります。
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