由布の安全と気候
2026年8月29日 時点の情報です
CHAPTER 05その土地は、安全か
国の地震対策区域に入っているか
国は、大きな地震ごとに「対策を進める地域」を法律で指定しています。指定されているかどうかは、その市町村で想定されている揺れと津波の大きさを国がどう見ているかを、そのまま表しています。
| 南海トラフ地震防災対策推進地域 | 指定あり |
|---|---|
| 首都直下地震緊急対策区域 | 対象外(大分県全体が制度の対象外) |
| 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域 | 対象外(大分県全体が制度の対象外) |
| 30年間に震度6弱以上の揺れ | 11.3%(震度6強以上は0.8%) 由布市役所の地点。表層地盤はAVS30 369m/s・砂礫質台地 |
J-SHISで番地を見る → 指定の有無は内閣府の指定市町村一覧(南海トラフ地震防災対策推進地域/首都直下地震緊急対策区域/日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域)/確率と表層地盤は防災科学技術研究所 J-SHIS 地震ハザード情報提供API(2024年版・平均ケース・全ての地震)を市役所の座標で照会した値/確認日 2026-08-28
地震。上の数字は市役所(庄内町柿原)1点のものです。番地ごとの揺れやすさは、市のハザードマップで見てください。
水は、大分川です。市の説明では「これらの山々を源とする河川が大分川を形成し東西に流れています」——由布岳や黒岳から流れ出た水が大分川になり、市内を東西に流れて大分市へ抜けます。市街地はこの川ぞいの河岸段丘に載っています(市の言葉では「中央部から東部にかけては、山麓地帯と大分川からの河岸段丘が広がっています」)。川に近い番地は、市のハザードマップで必ず確かめてください。
そして山です。市域319.32平方キロメートルのうち、北部から南西部にかけては由布岳や黒岳など1,000メートル級の山々。山あいの家は、土砂災害の警戒区域に入っている可能性があります。大分県が土砂災害警戒区域の一覧と地図を出していますので、買う前に番地で確かめてください。
雪。市自身が「冬には最低気温が氷点下になることも多く、積雪に見舞われる内陸性気候」と書いています(西部・北部=湯布院側)。湯布院の冬日は年88.0日、真冬日は1.4日(§6)。湯布院側で家を買うなら、冬タイヤは前提です。
由布の災害のリスクはどうですか?
上の確率は市役所(庄内町柿原)の地点の値です。水は大分川——市は「これらの山々を源とする河川が大分川を形成し東西に流れています」と書いています。市域には由布岳や黒岳など1,000メートル級の山があり、山あいの家は大分県の土砂災害警戒区域を番地で確かめてください。
CHAPTER 06夏と冬は、どうなるのか
市自身が「気候は二分されます」と書いているまちです。ここでは市内の湯布院アメダス(由布院盆地・標高約450メートル)を西部・北部の目安に、となりの大分市の観測所を東部(挾間側)の目安に使います。売り物件の標高は29.7〜654.4メートルなので、この2つの間に入ります。東京と並べて見てください。
| 1年の日数(平年) | 湯布院(標高約450m) | 大分市 | 東京 |
|---|---|---|---|
| 熱帯夜(日最低25℃以上) | 0.0日 | 19.5日 | 17.8日 |
| 猛暑日(日最高35℃以上) | 0.4日 | 5.8日 | 4.8日 |
| 真夏日(日最高30℃以上) | 34.8日 | 58.4日 | 52.1日 |
| 冬日(日最低0℃未満) | 88.0日 | 12.2日 | 15.2日 |
| 真冬日(一日中0℃未満) | 1.4日 | 0.0日 | 0.0日 |
| 年平均気温 | 13.3℃ | 16.8℃ | 15.8℃ |
| 年降水量 | 1,992.2ミリ | 1,727.0ミリ | 1,598.2ミリ |
| 8月の日最高/1月の日最低 | 29.8℃/−2.2℃ | 32.2℃/2.6℃ | 31.3℃/1.2℃ |
夏の夜。湯布院の熱帯夜は年0.0日です。となりの大分市は19.5日、東京は17.8日。車で30分ほどの距離で、寝苦しい夜が年19日ちがいます。猛暑日も湯布院0.4日に対して大分市5.8日。8月の日最高の平均は29.8℃で、大分市(32.2℃)より2.4℃低い。湯布院の夏は、標高450メートルがつくっています。
冬の朝。そのかわり冬日は湯布院で年88.0日——1年の4分の1は、朝の最低気温が0℃を下回ります。大分市は12.2日、東京は15.2日なので、湯布院は大分市の7倍です。真冬日(一日中0℃未満)も年1.4日あり、大分市(0.0日)にはありません。市が「積雪に見舞われる内陸性気候」と書いているのは、この数字のことです。
雨。年降水量1,992.2ミリは東京の約1.25倍、大分市よりも265ミリ多い。いちばん多いのは6月の362.9ミリ、次いで7月の355.2ミリ。山があるまちは雨が多い——由布市も例外ではありません。
そして、この2つは同じ市の中にあります。挾間で家を買えば大分市に近い数字に、湯布院で買えば上の湯布院の数字に近づきます。「由布市の気候」とひとまとめにしないでください。
由布の夏と冬は、どうなりますか?
🔴 湯布院の熱帯夜は年0.0日(となりの大分市は19.5日)。そのかわり冬日は年88.0日(大分市12.2日)で、真冬日も1.4日あります。年降水量は1,992.2ミリと多め。挾間側では、大分市の数字に近づきます。
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